| EN |

新原浩徳:虹を呼ぶ竜
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2009年 11月 19日

≪VS09-1214≫キャンバス・アクリル|2240×1455mm|画像提供:ギャラリー58 copy right(c) Hironori NIIHARA

新原は1940年鹿児島県生まれ。武蔵野美術大学中退。東京を拠点に、欧米でも幅広く発表をおこなっています。 新原の絵画は、生まれ育った南国・鹿児島の気候風土に喚起された鮮やかな色彩で描かれています。抜けるような空の青、桜島のマグマの赤、沸き上がる雲の白。このたびの個展では「虹を呼ぶ竜」をテーマに描いたダイナミックな絵画(300号)とステンレスミラーを床面に敷きつめたインスタレーションの展示をおこないます。 雨上がりの空や滝にかかる「虹」、湖底に住むと伝えられている伝説の霊獣「竜」。どちらも濁り無き清浄な“水”のありかに現れ、そして触れることは叶わず、清らかで神秘性を秘めた存在です。床面に敷きつめたステンレスミラーを水鏡に見立て、清浄なる湖面から姿を現す竜と虹の神秘的な世界へと誘います。 作家コメント
昨年、南米イグアスの滝で竜を見た。
壮大な虹の上に悠然と浮かぶ白い竜の姿にはっとした。
私が竜と初めて会ったのは40年前。
サンフランシスコの博物館の、展示室の一角で小さな「シーホース(タツノオトシゴ)」と目が合った。
南米から帰国し半年が過ぎた頃、偶然にもキャンバスの中に不思議な竜らしき形が現れた。虹を呼ぶ竜の誕生。
夢の中で竜と会ったことは未だ無い。
日本でも最近巨大な虹をたまに見かける。
夢の中に巨大竜の兆しか、想いはいつの日か形になるかもしれない。
蛇足ながら、私は1940年生まれの竜の落とし子。 プロフィール
1940年 鹿児島県生まれ  武蔵野美術大学中退 個展
2004・06年 ギャラリーマーヤ(大阪)
2005年 銀座2丁目ギャラリー(東京)
2005・07年 ギャラリー58(東京) ※全文提供: ギャラリー58

最終更新 2009年 12月 14日
 

関連情報


| EN |