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伝統への現代デザインの応答──丹後ちりめん300周年に向けて
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2020年 10月 28日

SERICIN+ | designed by Scarlett Yang

KYOTO Design Lab[D-lab]は、2020年10月31日[土] – 12月27日[日]の日程で、例年夏に開催してきたテキスタイル・サマースクールに関連した展覧会「伝統への現代デザインの応答──丹後ちりめん300周年に向けて」を開催いたします。

丹後ちりめん創業300年にあたる2020年。その歴史と伝統に基づいた現代デザインの取り組みを展示いたします。キュレーションはKYOTO Design Labのジュリア・カセム特命教授と嵯峨美術大学の上田香准教授がおこないます。

8か国・計15名のデザイナーたちによる「伝統への現代デザインの応答」をぜひご覧ください。


キュレーター

ジュリア・カセム 特命教授[京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab]
上田香 准教授[嵯峨美術大学]

作品/デザイナー

1|Rufo
リジア・ロペス
ポルトガルを拠点にするデザイナー、参加型デザインアクティビスト。博士(インダストリアルデザイン)。アヴェイロ大学コミュニケーション・アート学部客員教授、ポルト大学工学部客員教授。

2|椀
マルティーヌ・レイ
漆芸家。多面的な天然素材である漆の可能性を、伝統的ではない方法で、他のメディアと組み合わせ、つねに探求している。

3|感覚のよろこび
岡本汐加
多摩美術大学を卒業後、2016年にデンマーク王立芸術アカデミーでテキスタイルデザインの修士号を取得。2017年より岡山県立大学デザイン学部助教授。

4|メタモルフォーゼ
ティファニー・ロイ
シンガポールの織物作家。シンガポールでインダストリアルデザインを学んだのち、英国王立芸術学院(RCA)でテキスタイルを専攻し修士号を取得。シンガポール美術館、京都市美術館、ミラノ・トリエンナーレなど、国際的な舞台で実験的な作品を展示している。

5|解体された幾何学
カンガン・アローラ
プリントとパターン・図柄を専門とするテキスタイルデザイナー。インドで生まれ、現在はロンドンを拠点に大胆な色、幾何学模様、抽象表現、明るく陽気なパターン・図柄を追究した制作を行い、特に伝統からコンテンポラリーまで、色彩の言語とプロセスに関心を寄せている。インドで生まれ、現在は母校であるロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズでテキスタイルとジュエリーデザインを指導している。

6|ルネサンス
オロール・ティブー
パリを拠点とするファッション、テキスタイル、コスチュームデザイナー。様々なメディアとサステナブルなアプローチを組み合わせ、伝統の維持継承を目指しながらテキスタイルとその在り方を色、パターン(柄)、織から問い直している。

7|凸凹不揃いの形たち
ミルー・ヴォーウィンデン
織り専門のテキスタイルデザイナーとして、特に織機を用いた3次元構造とプロダクトの開発に従事している。2016年にオランダのArtEZ美術大学プロダクトデザイン学部卒業。伝統的な織り技術の再発見と更新、そして現代のデジタルツールを使用した革新的な活用を目指している。

6|ルネサンス、7|凸凹不揃いの形たち
上田香
ファブリックデザイナー・研究者。2007年に英国王立芸術学院(RCA)を卒業し、織り生地デザインを専門とする。嵯峨美術大学染色・テキスタイル領域准教授。博士論文では日本の伝統的なテキスタイルデザインを取り上げた。研究活動を通じ、丹後ちりめんの独自性を契機として、重要な産地の再興がかなうことに期待している。

8|セリシン+
スカーレット・ヤン
ロンドンを拠点とするデジタル・ファッション、マテリアルデザイナー。ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズでファッションの学士号を取得。オートクチュール・アトリエ、バイオラボ、デジタルファブリケーションラボでの実践を活かした学際的・実験的デザインアプローチを用いて、衣服や生地の言語を通した素材の触覚性を探究している。

9|Dopple
里見美香
ベルリンを拠点とするデザイナー/アーティスト。テキスタイルやクラフト技術がテクノロジーにどう関わっていけるかの可能性を探求している。2006年よりHannahPerner-WilsonとともにKOBAKANTを形成し、eTextileを使ったウェアラブルテクノロジーアート作品を制作している。eTextileオンラインデータベース“How To GetWhat You Want”の共著者でもある。

エマ・ウッド
ベルリンで活動する織り専門のテキスタイルデザイナー、教育者。英国王立芸術学院(RCA)で織りテキスタイルの修士を取得。美術館、アーティスト、デザイナーとの共同作業を通じて、繊維、テクノロジー・デザインについて探求し、2万年以上の歴史を持つ工芸の限界を拡張している。

徳本幸紘
京都府織物・機械金属振興センターで技術支援をおこなう繊維エンジニア。京都工芸繊維大学大学院を修了。丹後ちりめんの技術である撚糸やジャカードを応用した織物素材の開発を得意としている。

10-1|無題
北村悠(やまなみ工房)
養護学校卒業後に入所。電車、家族やこれまで彼女と関わった人物、身近なものを対象とする。特に電車や新幹線への関心が強く、書籍や画像からインスピレーションを得る。数ある絵具の中から色を選びペイントローラーで紙面いっぱいに塗りつぶして下地をつくると、ボールペンで無数の円を描き埋め尽くしていく。

10-2|女の子
川邊紘子(やまなみ工房)
人物や動物を主題とする。生き生きとユーモラスでありながら、時には悲しげで抑えられた雰囲気のある作品を作り出す。幼い頃から絵を描くことをコミュニケーションの手段とし、主に画集や雑誌、図鑑等の中からモチーフを決める。そのユニークな手法から注文依頼に応じた制作を行い、これまでにグッズやラッピングデザインとして使用されたり、CDアルバムジャケットにも採用されている。

10-3|花火
瀬古美鈴(やまなみ工房)
2000年から『やまなみ工房』に所属。刺繍、絵画の制作を行う。テーマは一貫して忘れがたい夏の花火の美しさである。紙に鮮やかな色の絵の具を垂らすとストローで息を吹きかけ細長い線の模様を描いていく。打ち上げ花火のしだれ柳か連射花火のような勢いを感じさせる作品が生まれていく。



主催|京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab
展示デザイン|金沢美怜、竹田文、平岡和磨(木下昌大研究室)
協力|丹後ちりめん創業300年事業実行委員会、京都府織物・機械金属振興センター

https://www.d-lab.kit.ac.jp/events/2020/arternative-futures/

全文提供:KYOTO Design Lab Tokyo Gallery


会期:2020年10月31日(土) 〜 2020年12月27日(日)
時間:12:00-19:00
休日:月・火
会場:京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab 東京ギャラリー

最終更新 2020年 12月 03日
 

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