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古賀 飛 展 家へ帰る途中
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2020年 7月 08日

「ああ、木が生えてる! - ”場”」 2019年三人展「幸福論」より(壁面は、金大仲、宇留野隆雄作品)

古賀飛は、平面に描いた水彩の画面を空間構成へと立ち上げることで、自身の世界観を表現しています。あるときは大型の紙に作画したものを木材の支持体によって立体化し、またある時は画用紙に着彩したものを折ってキューブを作り、それを様々な形態に集積していくシリーズを展開しています。そこでは2次元のイメージが3次元の空間へ変換されることで互いの関係を織り成し、状況に応じて常に変容しながら固有の場を生み出すその集合体は、そのまま彼の自然観、人間観、世界観を表しています。
今回の作品「家へ帰る道」も、彼の日常の体験から生まれました。道すがら、街路の片隅でふと眼を捉えた何気ない植物の姿、そこに一つの環境が生み出されていることからインスピレーションを得たと言います。そこに在るものどうしがお互いの環境となり、自らを含むこの世界を形成していることへの気づきを表現したものと言えるでしょう。

http://galleryk.la.coocan.jp

全文提供:Gallery K


会期:2020年7月20日(月) 〜 2020年7月25日(土)
時間:11:30~17:00 月曜日~19:00
休日:日曜日
会場:Gallery K

最終更新 2020年 7月 20日
 

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