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大山珠枝展 requiem
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2017年 12月 16日

出品作品より(紙にジェッソ、アクリル、水干絵具)

「夕陽で真っ赤に染まる空はこの世界が人と共に苦しんでいることを、雨粒のひとつひとつは、過去に生きた命の現身だ。」

死者を想うということは、人間の条件の一つであると言えましょう。大山珠枝は、いまある自分という存在が、遠い過去から積み重なった数え切れない生と死によって形作られているということを、絵画表現に取り組む上での精神的立脚点としています。光と闇と蒸気をはらんで渦巻く大気のようなその画面には、あらゆるものを循環させながら私たちを育み続ける自然そのものの姿、そして、そこに生まれ、生き、去っていった人々の心を感じ取りながら、今を生きる者の未来を生きる者へと届けようという作者の意思が込められています。

http://galleryk.la.coocan.jp/

全文提供:Gallery K


会期:2017年12月18日(月) 〜 2017年12月23日(土)
時間:11:30~19:00 土曜日~17:00
休日:日曜日
会場:Gallery K

最終更新 2017年 12月 18日
 

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