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ダムの底
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2017年 10月 05日

武政朋子《blank paper》2017, 映像

10月21日(土)より「ダムの底」を開催いたします。

建築に異物を挿入し、そこから立ち上がる映像などを介して物事の在り方を問う太田遼と、物質に対して表面的に働きかけ、これをきっかけに生じる状態の考察を作品へと展開する武政朋子。
私たちが普段から信じてやまない、そんな「認識」に疑いをかけることを共通のテーマとして持つ二人による初めてのグループ展です。
表と裏、内と外といった確かにあるようでいて実に揺らぎやすいその境目を、その二要素を往来させる、またはひっくり返すことその不確かさを暴き、それでも「そこ」に横たわる現実への抵抗を試みます。
本展では武政がギャラリーの1階を、そして太田が2階をそれぞれ使い、共に新作を発表します。ぜひご高覧ください。

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「ダムの底」

2017年10月21日(土)〜12月3日(日)
月・火 18:00-22:00
金・土・日 12:00-19:00
休廊日 水・木
入場料 400円(awaiで使えるチケット付, 後日再入場可)

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〔 関連イベント 〕
■ オープニングパーティ
10月21日(土) 18時-
※どなたでもご参加いただけます。
作家を囲んでお酒(など)を酌み交わしましょう。

■ トークセッション
ゲスト 豊嶋康子(美術家)
日 時 12月3日(日) 16:00-18:00
料 金 1000円(1ドリンク付き)
※要予約  このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください まで
※終了後クロージングパーティを行います

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それをみたことが無い。
そもそも、そんなに行く機会を作らずに今まで生きてきた。
みる回数は圧倒的に少なく、みたとしてもそれとは気付けないかもしれない。
水が溜まっていない状態のそれを、何と呼ぶべきだろうか。
やはり水が溜まって役割を果たしてこそ、名付けられる場所のような気もする。
ということで、今後もその底にたどり着くことは難しいようだ。
はっきりとは見えない底が確かに存在することだけは、行ったことが無くても分かるのに。
それがどのように存在し続けるのかを想像することしかできない。
それがどこまでも連れて行ってくれることしかわからない。

(太田遼, 武政朋子)

https://awaiartcenter.tumblr.com/

全文提供:awai art center


会期:2017年10月21日(土) 〜 2017年12月3日(日)
時間:月・火 18:00 - 22:00, 金・土・日 12:00 - 19:00
休日:水・木
会場:awai art center

最終更新 2017年 10月 21日
 

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