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成澤果穂:行ったり来たり
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2017年 7月 21日

《無題》2017, SM(227×158mm), アクリル絵の具、モデリングペースト、ジェルメディウム、キャンバス

awai art centerでは、東京を拠点に活動するペインター、成澤果穂の個展を開催いたします。
これまで形を変えながらも色彩としての「青」が印象的な制作を続けてきた成澤。
しかしその色は、視覚的なイメージとしての役割ではなくむしろ”機能への付随”として、つまり作家の潜在的な意図を体現するために必然的に選ばれてきたものであるという気づきを得ました。
これはペンを用いて描かれるドローイングがもつ鮮度や速度を、いかにタブロー ― 画材としての絵の具を用いて時間をかけてつくられる ― の上で再現することができるかを模索してきた作家が、その二極的なあり方から距離をとり、”あいだ”を志向することから見出されたものだといいます。
本展では、成澤が瞬発的なドローイングと持久的なタブローとを往来しながらたどりついたひとつの「理想のかたち」を成す新作が並びます。ぜひご高覧ください。

■作家HP|https://kahonarusawa.tumblr.com/

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|関連イベント|アーティストトーク

作家の作品について、これまでの制作の系譜を追いながらお話をお聞きします。
日時:2017.9.9 sat 17:00 –
場所:awai art center
料金:500yen
※要予約: このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください 、または直接お申込みください
※終了後クロージングパーティを行います

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|artist’s statement|

ドローイングとタブロー。
その二つの間にはグラデーションのように無数の絵の在り方がある。
私はその間を行ったり来たりしながら探り探り絵を描いてきたように思う。
そして、その中間地点に自分の理想とする絵があるのではないかと気づいた。
ドローイングは、画材で紙を変形させる行為として捉えている。
完璧な白い紙・美しいノートを水や油を含んだ顔料で変形させていく。
触覚的な行為としてのドローイングが持つ質感・痕跡は
フレッシュさがありながらとても弱々しく閉じた存在だと思っている。
それを他者との対話が生まれる強さを持った絵として、そのまま、タブローとして存在させたい。
ドローイングとタブローは表裏一体に中心に存在していて、私はそのまわりをぐるぐる回っているだけなのかもしれない。
たまにそんな事を思いながら、あるはずだと信じて中間地点を探っている。

https://awaiartcenter.tumblr.com/

全文提供:awai art center


会期:2017年8月4日(金) 〜 2017年9月10日(日)
時間:12:00 - 19:00 ※最終日は17時まで
休日:月 - 木
会場:awai art center

最終更新 2017年 8月 17日
 

関連情報


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