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「一葉一環」
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2017年 3月 03日

育っていく断片 / 2015/5 / 106×74×24cm / チェスト、陶

◎展覧会ステイトメント
ひとの「自然」を捉えようとする欲望に深い関心がある。
ものの中に内在する装飾などは、ひとがはじめて「自然」を捉えようとし、支配しようとした表象と捉え、わたしはものづくりの原初的な方法として、陶という素材を用いて制作している。
陶は土を高温で焼成したことよってできる物質だ。
陶は土に戻ることはできない。
つまり陶は「土の死」を経て成り立つ。
粘土の流動性、可塑性という柔らかな自然の特性を奪い去り、
ひとの生活の営みの中で「自然」をコントロールした、原初的な科学といってもいいだろう。
それは「自然」とそれから最も遠い「人工」の端境の物質となり、時の中で形態を留めたまま、還る場所もなく宙吊りの存在として存在する。
現在の私の制作は過去に作られた道具や家具などの
ものに内在する「自然」と思われる断片を、
粘土により複製し、それを反復させ、それを陶に置き換える。
それらは既成のかたちから少しだけかたちを歪められ、
植物の構造などを参照され構成され、形態の還元を行う。
それらは合理的なものの機能を反して、揺らぎながら強く現れる。
過去に作られた名もない作り手と今を生きる私の想像を超えた姿となる。
それはひとの自然を捉えようとする欲望をあらわす試みでもあり、
ひとが自然の一端であるということの証明でもある。

作家 Web http://www.akanekukita.com

展覧会サイト http://www.gallery.arttrace.org/201703-kukita.html

★作家略歴
1987年生まれ 愛知育ち 埼玉在住
 
[学歴]
2010
名古屋芸術大学美術学部造形科陶芸コース 卒業

2010
多摩美術大学美術学部工芸科陶プログララム 研究生
2013
多摩美術大学大学院美術研究科 博士前期課程 ( 修士 ) 工芸専攻 陶領域 修了
 
[個展]
2015
久木田茜個展 ものの花弁 (ARTTRACE Gallery/ 両国 )

2013
久木田茜個展 ー つくえのした ー(ASK P / 京橋 )
 
[グループ展など]
2016
徳永雅之×久木田茜「広がる光、育ってゆく断片」(ぎゃらりー由芽のつづき)

2015
Refrection あんど もあ (ARTTRACEgallery/ 両国)
第 5 回 公募 新鋭作家展(二次審査作品公開)(川口市立アートギャラリー・アトリア / 川口市)

2014
大草原立体展(gallery KINGYO)
トーキョーワンダーウォール 2014 入選展(東京都現代美術館 / 清澄白川)

2013
Derby 展 (gallery KINGYO)
中之条ビエンナーレ
2013( 中之条 伊参スタジオ / 群馬 )

2012
史水展 ( 銀座アートホール )
アジア現代陶芸展 ( 鳳歌陶磁博物館 / 中国台湾 )
2011
アジア現代陶芸展 ( 広州美術大学美術館 / 中国 広州 )

2010
名古屋芸術大学卒業制作展 ( 名古屋芸術大学学内 / 愛知 )
アジア現代陶芸展 ( 弘益大学現代美術館 / 韓国 ソウル )
史水展 ( 精華画廊 +KEY Gallery/ 東京 )

2009
常滑フィールド トリップ 2009( 旧常滑市役所 / 愛知 )

http://www.gallery.arttrace.org/201703-kukita.html

全文提供:ART TRACE GALLERY


会期:2017年3月3日(金) 〜 2017年3月28日(火)
時間:12:00-19:00
休日:15日(水)・16日(木)休廊
会場:ART TRACE GALLERY

最終更新 2017年 3月 23日
 

関連情報


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