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山本冬彦推薦作家による「異端への誘惑展Ⅲ」
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2017年 4月 06日

山本冬彦推薦作家による「異端への誘惑展Ⅲ」

山本冬彦推薦作家による「異端への誘惑展Ⅲ」

日本画・洋画などのファインアートとイラスト・絵本・漫画などの商業アートのジャンルがあいまいになり、その中間分野の拡大と両者の橋渡し役でもあるアートコンプレックスセンターの活動も作家や愛好家からますます期待されています。そんな中で特にユニークで個性的な異色作家のグループ展として「異端への誘惑展」を実施しましたが、今年もその第3弾として「異端への誘惑展Ⅲ」を開催します。

アート・ソムリエ 山本 冬彦

■会期
2017/4/4(tue)-4/9(sun)
11:00-20:00|最終日は18:00まで

■会場
The Artcomplex Center of Tokyo
160-0015 東京都新宿区大京町12-9 2F ACT1
TEL 03-3341-3253

■webページ
http://www.gallerycomplex.com/schedule/ACT171/itan3.html

■出展作家
林 浩美 / 奥田 鉄 / 森田緩乃 / 細川成美 / 細渕すみれ / 松本亮平

■作家紹介
林 浩美 Hiromi Hayashi
https://hayashihiromi-work.jimdo.com

「魚は夢の中では泳げるけれど現実では泳げない」ということをコンセプトにして、魚をモチーフに夢の中から現実に戻った時の虚無感や、楽しい夢をみれば見るほど現実が腐りゆくものに感じ、それがリアルに感じるけれど現実の世界も美しいということを表現していす。

1991年 福島県富岡町生まれ
2013年 東京芸術大学美術学部油画専攻卒業
2015年 東京芸術大学美術研究科大学院卒業

2012年 上野芸友会賞展@東京芸術大/東京
2013年 東京芸術大学卒業展@東京芸術大学/東京
2015年 東京芸術大学修了展@東京芸術大学/東京
2015年 creative juice@galleryQ/東京

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森田緩乃 MORITA HIRONO
inoshikatyo.tumblr.com

「魂の質の再現」をテーマに制作している。魂の質とは、イデアの影が現象界に出現する一段階前のものだ。したがって、完全なものは一つもない。  私の心、およびこの世界は、常に流動している。それはまるで神話のように、脈絡のないものだ。自然や大地、生物、ヒトなどを観察し、自らの内に沸き起こるイデアをモチーフに、彼らの流動性を借りながら、自らをメディウムとして魂の質の再現を試みている。 また技法は日本画だが、日本で生まれ育った私が幼い頃から親しみ、自身の血となり肉となった漫画の技法を、日本画とミックスさせ、新しい絵画表現を試みている。

1991年 東京都に生まれる。
2013年 1年間、漫画アシスタントを経験。
2014年 多摩美術大学美術学部絵画科日本画専攻 入学

2016年
酉とりどり展(伊藤忠青山アートスクエア/東京都)
POP JAPAN (Building Bridges Art Exchange/LA アメリカ)
KENZAN2016 (東京都/二子玉川アレーナホール&サロン)
フダンシズム展(東京都/DASTBANY)
2016年奥野ビル夏祭り!うちわ展(東京都/銀座モダンアート)
2016八王子ビッグウエスト美術展(東京都/東急スクエア)
五美交小作品展(東京都/銀座モダンアート)
銀座美少女館Ⅱ(東京都/銀座モダンアート)
銀座女学院2-制服の内側-(東京都/銀座モダンアート)
アジア創造美術展賞小作品展(東京都/銀座モダンアート)
奥村直樹ノ友達展(東京都/DESK/okumura)
アジア創造美術展(東京都/国立新美術館)

2015年
12月展 冬物語~愛しき人への~(東京都/東京九段耀画廊)
ポートフォリオ2015(東京都/カタチカフェ)

2014年
八王子夢美エンナーレ(東京都/八王子夢美術館)

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奥田 鉄 Magane Okuda
http://www1.linkclub.or.jp/~magane/

コミックアートをベースにした日本画の表現で、人物画を中心に、日本の薄暗く湿度の高い風土に根ざした幻影礼賛を描いています。

兵庫県生まれ、京都府在住。
2010年より関西にて、2015年より東京を中心に展示活動を開始。
デザイン事務所勤務を経て、2017年よりフリーランスとして独立。
絵描き業の他、企画、イラスト制作、グラフィックデザイン、DTPデータ制作など、
できることならなんなりとお請けしております。

2010年 初個展「朔」@彩珈楼ギャラリー/大阪

2010~2016年「Japanese beauty展」@ミレージャギャラリー/東京
2015年「Marchen Kunst~御伽話アート展」@ぎゃらりーあーとぺーじ唯心/京都
2015年「時代小説挿画展」@ランドリーグラフィックスギャラリー/東京
2015年「琳派オマージュ展」@梅田蔦屋書店/大阪
2015年「幽霊画廊Ⅱ」@ヴァニラ画廊/東京
2015年「京極夏彦作品を描く-書楼弔堂 破暁-」展 @gallery DAZZLE/東京
2016年 個展「ひかげもの」  @The Artcomplex Center of Tokyo/東京
2016年「ヨリドリ+」展 @イロリムラ/大阪
2016年「装幀画展Ⅳ」 @パレットギャラリー/東京
他、個展・企画展、グループ展、イベント参加多数

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細川成美 Narumi Hosokawa
gdarkness.wixsite.com/narumi-hosokawa

美人画や日本画に感銘を受けて、漫画と日本画の間の子のうな少女の絵を描いています。
白い肌、黒い髪、赤い唇がアイコンです。
扱っているテーマはか弱く見えようとも少女の中に存在している強い生命力。

10月28日 出身は愛知。
多摩美術大学グラフィックデザイン学科在学中。
2015年7月から銀座モダンアートにて展示活動を開始。
2016年1月国立新美術館にて、「アジア創造美術展2016」に参加、「若手作家支援賞」を受賞。

2016年
「アジア創造美術展」/「国立新美術館」/東京、六本木
「アジア創造美術展 小作品展」/「銀座モダンアート」/東京、銀座
「みとめ展」/「Garelly Conseal」/東京、渋谷
「熊本チャリティ展示」/「銀座モダンアート」/東京、銀座
「Discover Japan」/銀座モダンアート」/東京、銀座
「倒錯の愛と美展」/「銀座モダンアート」/東京、銀座
「nudenudenude」/「銀座モダンアート」/東京、銀座
「熊本チャリティ展示」/「銀座モダンアート」/東京、銀座
「銀座美少女館」/「銀座モダンアート」/東京、銀座
「KENZAN 2016」/「二子玉川アレーナホール&サロン」/東京
「ARTISTS’ CAFE」/「銀座モダンアート」/東京、銀座
「世紀末少女」/「ギャラリーカフェテオ」/愛知
「異彩」/「銀座モダンアート」/東京、銀座
「Ginza Modern Artist展」/「銀座モダンアート」/東京、銀座
「nudenudenude」/「銀座モダンアート」/東京、銀座

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松本亮平 Ryohei Matsumoto
http://rmatsumoto1.wixsite.com/matsumoto-ryohei

ヒトの意識の奥底に潜む全生命に共通の記憶を思い出したい。ヒトの胎児は、胎内で進化の過程を繰り返すように、魚類、両生類、爬虫類のような形を経て成長し、哺乳類のヒトとして生まれる。意識の奥底にそれらの生物としての記憶が残されているのではないか。 生命の記憶を辿り、ヒトが他の生物と同じように美しく、また醜いということを描いていきたい。

1988年 神奈川県に生まれる
2011年 早稲田大学 電気・情報生命工学科 卒業
2013年 早稲田大学大学院 電気・情報生命専攻 修了

幼いころより生き物に興味があり、大学進学時に生命科学を学ぶことができる学部に進む。
大学、大学院では「高次クロマチン構造」の研究をしていた。

2013年
第9回世界絵画大賞展 / 名村大成堂賞 / 東京都美術館 / 東京
空想美術大賞展 / 推薦出品 / 蔵丘洞画廊・伊藤忠青山アートスクエア / 京都・東京

2014年
第10回世界絵画大賞展 / 伊研賞 / 東京都美術館 / 東京
公募 日本の絵画2014 / 入選 / 永井画廊 / 東京
AAC Fresh!! / The Artcomplex Center of Tokyo / 東京

2015年
第11回世界絵画大賞展 / クサカベ賞 / 東京都美術館 / 東京
Shonandai Project "WILL" / Shonandai MY Gallery / 東京
ACT企画4人展「四旗」 / The Artcomplex Center of Tokyo / 東京

2016年
第51回昭和会展 / 入選 / 日動画廊 / 東京
第11回世界絵画大賞展 / 遠藤彰子賞 / 東京都美術館 / 東京
日本挿絵大賞2016 / 入選 / 紀伊国屋 新宿本店 / 東京
松本亮平展-生命の記憶- / Silver Shell / 東京
REIJINSHA GALLERY'S EYE (3人展)/ REIJINSHA GALLERY / 東京

2017年
公募 日本の絵画2016 / 入選 / ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル/ 横浜
「異端への誘惑展Ⅲ」The Artcomplex Center of Tokyo / 東京

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細渕すみれ Sumire HOSOBUCHI

この作品では、人体の骨格を部屋にあるオブジェとしてではなく1人の人間のように描いています。
骨格自体は崩されていて、実際の人として性別や年齢は特定できません。
「ひとりきりのときに側にいる、自分が作り出した誰か」というイメージを表現しました。
恐怖や死の象徴としてではなく、無機物のようでありながら優しい存在です。

プロフィール
東京藝術大学四年
日本画科

展示歴
耀画廊 2015年12月展、2016年春の賛歌、8月展

http://www.gallerycomplex.com/schedule/ACT171/itan3.html

全文提供:アートコンプレックスセンター


会期:2017年4月4日(火) 〜 2017年4月9日(日)
時間:11:00-20:00 ※最終日は18:00まで
休日:月曜日
会場:アートコンプレックス・センター

最終更新 2017年 4月 04日
 

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