| EN |

期間限定特典や作品にちなんだカフェメニューも登場-ちひろ美術館・東京で開催の『村上春樹とイラストレーター』展
ニュース
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2016年 5月 30日

佐々木マキ ©Maki Sasaki 1979 by Medialynx Japan 『風の歌を聴け』(講談社)表紙 1979年 個人蔵

練馬区のちひろ美術館・東京で『村上春樹とイラストレーター - 佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸 -』展が開催中だ。作家・村上春樹とその作品に縁のあるイラストレーターをテーマにした初めての展覧会として、同美術館が企画した。

表紙絵や挿画などを通じて村上春樹の文学と共に親しまれてきた4人のイラストレーターに着目。初期三部作の表紙になり、かつて村上が経営するジャズ・バーに飾られていたこともある佐々木マキの絵は、今回が初公開となる。村上の希望で雑誌の連載エッセイと共に発表された大橋歩の銅版画、村上と公私にわたって親交があり同じ時代の空気を色濃く反映させた和田誠と安西水丸の作品も展示されている。

会期中、館内の絵本カフェの期間限定メニューとして、『風の歌を聴け』に登場する鼠の好物「ホット・ケーキのコカ・コーラがけ」も登場。

さらに、期間限定特典として7月10日(日)まで、村上春樹の書籍持参で入館料が100円引き(通常800円のところ700円)となる。

同時開催の『―絵の中のわたし―ちひろの自画像展』と合わせて観覧したい企画展だ。

●公式サイト:
http://www.chihiro.jp/tokyo/museum/schedule/2016/0119_1653.html

大橋歩 「猫に名前をつけるのは」『サラダ好きのライオン村上ラヂオ3』(マガジンハウス)より 2012年 個人蔵

和田誠 「ジミー・ラッシング」 『ポートレート・イン・ジャズ』(新潮社)より 1999年 個人蔵

安西水丸  「カティサーク自身のための広告」 『象工場のハッピーエンド』(CBSソニー/講談社)より 1983年個人蔵

 

最終更新 2016年 8月 31日
 

| EN |