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ジュリア・ローマン+ゲロ・グルントマン展 Making the Known New—既知の事柄をつくり直す
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2016年 5月 27日

ジュリア・ローマン+ゲロ・グルントマン展 Making the Known New—既知の事柄をつくり直す

KYOTO Design Lab(D-lab)は、5月28日(土)から6月19日(日)まで、デザイナーのジュリア・ローマンとゲロ・グルントマンの作品展を開催いたします。2人は設立以来最初のデザイナー・イン・レジデンスとして、2015年度にD-labに滞在していました。

竹や漆といった自然素材をデザイン・マテリアルとして作品に昇華させてきたローマンは、D-labの最新技術を用いて、昆布と竹に微細な文様を展開した照明器具とアートピース「海洋の竹」を生み出しました。

また、グルントマンは、京都工芸繊維大学美術工芸資料館が所蔵する「板締染道具」をベースにしたコミュニケーション・デザインである「Making the known new」を制作しました。既知の素材と知識が新たな手法と出会うことで、私たちは新鮮な知的刺激に触れることになるでしょう。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

◆ギャラリートーク
参加者:ジュリア・ローマン+ゲロ・グルントマン(Skypeで参加)
横山裕樹(横山竹材店)
ジュリア・カセム KYOTO Design Lab特任教授
日時:2016年5月28日(土) 18:00-19:00
定員:20名(入場無料・当日先着順)
会場:京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab 東京ギャラリー
Web:http://kyoto-design-lab.tumblr.com/post/144591849428

主催 :京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab

作家:
・ジュリア・ローマン
ハンブルグ造形美術大学教授

「私たちの見方や振る舞いは、自分たちの文化によって規定されています。自然界に存在する材料を使った作品は、慣習や思い込みに対する異議申し立てなのです。」

ジュリア・ローマンは、デザイン活動を通じて、人間と動植物の関係性を支えている倫理的また物質的な価値体系を研究している。英国王立芸術学院[RCA]で学び、指導も行ったローマンは、2013年にイギリスのビクトリア&アルバート博物館[V&A]のデザイナー・イン・レジデンスとして、海藻部門という、海洋植物をデザインの素材として用いるための学際的な研究分野を立ち上げた。
彼女の作品は、世界の主要な公的また私的なコレクションの一部をなしている。また、エスミー・フェアベアン財団、ブリティッシュ・カウンシル、ジャーウッド・コンテンポラリー・メイカーズ、D&AD、イギリス芸術財団、ウェルカム・トラストなどから支援を受けてきた。
http://www.julialohmann.co.uk/

・ゲロ・グルンドマン
Studio Bec Design Communication
MA RCA

「人々を冒険家や作り手へと変える、古代の工芸品を甦らせる、複雑な社会問題や文化的課題についての理解を促す……コミュニケーション・デザインは、どのようにして、これらのことを可能にするのでしょうか?」

ゲロ・グルントマンは、学際的なコミュニケーションデザイナーであり、とりわけインクルージョン、倫理、持続可能性、工芸に関心を寄せている。グルントマンは、ロンドンおよびハンブルグを拠点とするデザインスタジオStudio Becを設立し、自身の妻でありパートナーであるジュリア・ローマンとともにさまざまな作品を作ってきた。また、在欧のデザインスクールの修士課程で教鞭を執り、ヨーロッパやアジアの学生を指導すし、数多くのワークショップを成功に導いている。
http://www.studiobec.com/
http://www.gerogrundmann.com/

http://kyoto-design-lab.tumblr.com/post/144430180088

全文提供:京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab 東京ギャラリー


会期:2016年5月28日(土) 〜 2016年6月19日(日)
時間:12:00-19:00
休日:月・火曜日
会場:京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab 東京ギャラリー

最終更新 2016年 5月 28日
 

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