中村宏「明暗法からの視線」 |
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Published: May 03 2016 |
There are no translations available. 文京アートは1982年の開廊当初より、戦後美術の異端児、とりわけ絵画に人生を捧げ、描くことに人生を見出した作家の多くを紹介して参りました。たとえば、反絵画動向の機運が高まり、ミニマリズムやコンセプチュアルアートが隆盛を極めた時代においても一貫して絵画主義を通した作家、中村宏などはその伝説的な存在と言えましょう。1950年代から現在に至るまで、彼は絵画の仕組みを絵画で表現するダブロオ主義を貫き、運動性、空間、時間、色などを構造化し、絵画の中で解説するシリーズを数多く発表してきました。本展では、実体のない視線をテーマに、絵画と鑑賞者の関係を提起した新シリーズ「明暗法の視線」、パースをモチーフに欧米の遠近法絵画をパロディした「消失点シリーズ」、「絵画内映画」、観る者の視線を計算に入れ、絵の起動を試みた「車窓編」や、中村作品が大きく変容し、作品同士が繋がりを深めた70年代~現在に至るまでの油彩、ドローイング、ブロンズ、及び版画作品を展示致します。 http://www.bunkyo-art.co.jp全文提供:FUMA Contemporary Tokyo|文京アート 会期:2016年5月10日(火) 〜 2016年5月28日(土) |
Last Updated on May 10 2016 |