KUNST ARZT では、前田真喜の個展を昨年に引き続き開催します。
前田真喜は、ポップで暖かみのある“思考のカタチ”を生み出すアーティストです。
ぬいぐるみなどの作成マニュアルに従って途中まで作成したカタチを自由に組み合わせる「Blocks(2013)」、折り紙の途中のカタチに着目した「Puzzles(2013)」など、一般に言う“完成”に疑問を投げかけ、独特のセンスとユーモラスな感性で、“カタチ”を模索してきました。
本展では、身の回りにあるシンプルな“カタチ”に着目し、素材の変換や積み木のパーツに見立てる試みです。ご注目いただければ幸いです。
（KUNST ARZT 岡本光博）

［作家コメント］
どこか歪なモノ・コトからヒントをもらい、新しい形で存在させる。
そんな単純なコンセプトのもとに作っています。

今回は私の周りに思いのほか多くあふれていた単純な形に目を向けます。
生活をしていく上で、触れるモノ、毎日のように目にするモノ。
目的を持って作られたそれらも形だけを見ると実にシンプルでした。
積み木の１つのように、それぞれが世の中を作り出すパーツのようにも見えました。
そこら中にある形のみを抽出し、見本をようにならべ、１つ部屋に収納したいと考えています。

［作家プロフィール］
1992年　愛知県生まれ
2013年　京都嵯峨芸術大学 短期大学部 現代アート領域　卒業

2011年　アート亀山（三重）
2012年 ONE ROOM`12 (京都嵯峨芸術大学)
2012年 絵画道場 INDEX 2012 (京都嵯峨芸術大学)
2012年 CIRCULATION 4 (京都嵯峨芸術大学)
2013年 one room (京都嵯峨芸術大学)
2013年 京都嵯峨芸術大学 卒業・修了制作展 (京都市美術館)
2013年　個展「カタチをつむ」(KUNST ARZT / 京都)
2013年　Play(京都嵯峨芸術大学)
2014年 ONSA（Black bird White bird / 京都）