展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2014年 9月 04日 |
人の目をあざむくような美術作品、その系譜をたどった「だまし絵」展は、2009年に東京・名古屋・神戸で開催され、75万人を超える入場者を記録しました。今回、その続編として、「だまし絵Ⅱ」を開催します。 本展では、アルチンボルドらの古典的な作品を冒頭で展示しつつ、20世紀以降の現代的な表現を幅広く紹介します。現代の美術は、素材や技法、内容においても多様化し、そのなかで「だまし絵」的な表現も進化と変貌をとげています。現代のだまし絵的作品は、アーティストから私たちへの挑戦であり、問いかけでもあると言えるでしょう。 ダリ、マグリット、エッシャーら20世紀の巨匠から現在活躍中のアーティストまで、様々な仕掛けをもつ作品群を、家族そろってお楽しみください。
●プロローグ 古典的なだまし絵を紹介 ●1章 トロンプルイユ 本物そっくりの迫真的な表現を紹介 ●2章 シャドウ、シルエット&ミラーイメージ 影や鏡を利用した作品 ●3章 オプ・イリュージョン 錯覚を起こす図形イメージ ●4章 アナモルフォーズ・メタモルフォーズ ゆがんだ像、変容するイメージを扱った作品
油絵、版画、立体、写真、映像など現代の作品を中心に約80点を紹介します。また、アルチンボルド、ダリ、マグリット、エッシャーら、だまし絵の巨匠の名品も展示。人の目をあざむくような美術作品を家族そろってお楽しみください。
●本展覧会出品作家 クリストフェル・ピアーソン コルネリス・ノルベルトゥス・ヘイスブレヒツ ゲルト・ディットマース ドゥエン・ハンソン チャック・クロース 杉本博司 ロン・ミュエック ヴィック・ムニーズ 福田美蘭 トーマス・デマンド トム・フリードマン カズ・オオシロ 須田悦弘 レアンドロ・エルリッヒ 田中偉一郎 ゲルハルト・リヒター 福田繁雄 ミケランジェロ・ピストレット 高松次郎 マルクス・レーツ ラリー・ケイガン マルコ・バニョーリ メアリー・テンプル ダニエル・ローズィン シール・フロイヤー ハンス・オプ・デ・べーク ヴィクトル・ヴァザルリ ヘスス・ラファエル・ソト カルロス・クルス=ディエス ヤーコブ・アガム リチャード・アヌスキウィッツ パトリック・ヒューズ アニッシュ・カプーア 名和晃平 マウリッツ・コルネリス・エッシャー ルネ・マグリット サルバドール・ダリ フィリップ・ハルスマン メレット・オッペンハイム デイヴィッド・ホックニー フーゴ・スーター エヴァン・ペニー 伊藤高志 トニー・アウスラー ロバート・ラザリーニ スティーヴ・バロン
●関連行事 記念講演会「だまし絵と錯視」 講師:北岡明佳氏(立命館大学文学部教授) 11 月16 日(日) 午後2 時~(約90 分) ミュージアムホールにて 聴講無料(定員先着250 名・要観覧券)
学芸員による解説会 10 月25 日(土)、11 月8 日(土)、11 月29 日(土)、12月13 日(土) 午後4 時~(約45 分) レクチャールームにて 聴講無料(定員先着100 名)
ミュージアム・ボランティアによる解説会 会期中毎週日曜日 午前11 時~(約15 分) レクチャールームにて 聴講無料(定員先着100 名)
こどものイベント「トリック写真を撮りっこしよう」 11 月1 日(土) 午前10 時30 分~午後3 時30 分 アトリエ2 にて 要事前申込 要参加費(定員30 名、小中学生とその保護者) お問い合わせ・お申込み:こどものイベント係 TEL 078-262-0908
おやこ解説会 11 月15 日(土) 午後1 時30 分~(約30 分) レクチャールームにて 聴講無料(定員先着100 名)
※詳しい情報は当館ホームページをご覧ください。
全文提供:兵庫県立美術館
会期:2014年10月15日(水)~2014年12月28日(日) 時間:10:00 - 18:00 ※金、土曜日は夜間会館(20:00まで)※入場は開館の30分前まで 休日:月曜日 ※ただし、11 月3 日(月・祝)、11 月24 日(月・振休) は開館し、11 月4 日(火)、11 月25 日( 火) 休館 会場:兵庫県立美術館
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最終更新 2014年 10月 15日 |