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奥田誠一:fluctuation
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2014年 8月 08日

 

KUNST ARZT では、昨年に引き続き、奥田誠一の個展を開催します。
奥田誠一は、自然と人との関わりをテーマに、時には大胆に、時には観察者として、自然が内包する生命力を引き出してきました。ねじれる、浮かび上がるなどのシンプルな造形を、地面をキャンバスに表現した「地・転」のシリーズ、焼成した和紙を幾層にも重ねることによって、深浅の捉え難い画面を生み出した「生々流転」など。 本展では、「風や水、炎の動きといった自然現象をはじめ、人の心、目の前にある事物や風景でさえ(作家テキスト)」に存在する“ゆらぎ”(fluctuation)をテーマとして展開します。ご注目いただければ幸いです。
(KUNSTARZT 岡本光博)

[作家コメント]
思い込みや固定概念は決して悪いものじゃない。この世のこともあの世のことも、実は真実はこうであったなんてことはきっとあるはずで、人は、「こういうものだ」と信じ込むことで、そう考える自分自身の存在を確かなものと感じることができる。
しかし、真実が人の計り知れないものであるとすれば、不確かに見えるものの中にこそ存在する真実もあるはずで、それを感じ取る好奇心という能力を人は持っている。
自分の好奇心と他人の好奇心を活性化するために、自分と他人の思い込みや固定概念を揺さぶる行為をアートと考える。

[作家プロフィール]
1962 滋賀県生れ 
1995 滋賀大学教育学部卒業
2013 現在:県立栗東高校美術科教諭

・野外制作 (1992・1993:滋賀 滋賀県立陶芸の森)
・ソニーミュージック エンターテインメント アート アーティスト オーディション
(大アート展) 審査員佐藤雅彦賞 (1994:横浜 みなとみらい・東京 ラフォーレ原宿)
・びわこ現代造形展 (1995:滋賀 大津市)
・プリンツ21グランプリ展 (1998:東京 ザ ギンザアートスペース・プリンツ21誌上)
・超感覚ミュージアム展 (1999~2000:全国巡回・福岡イズム・松屋銀座・
ハウステンボス札幌丸井今井・神戸大丸・仙台アエル)
・現代日本彫刻展 模型入選(2001:山口 宇部市野外彫刻美術館)
・国民文化祭山形・環境芸術の祭典 (2003:山形 最上川河畔)
・個展(2006:京都 アートスペース東山)
・全国和紙画展 金賞 (2009:岐阜 美濃和紙の里会館 / 銀賞2005・佳作5回 1999~ )
・美浜美術展 (2009・2010・2011:福井 福井県立美術館・大阪 現代アートセンター)
・大黒屋現代アート公募展 (2012:栃木 板室温泉大黒屋旅館)
・全国公募絵画展うしくビエンナーレ (2012:茨城 牛久市)


全文提供:KUNST ARZT
会期:2014年8月23日(土)~2014年8月31日(日)
時間:12:00ー19:00(最終日17:00まで)
休日:月
会場:KUNST ARZT
最終更新 2014年 8月 23日
 

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