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北彩子+鈴木弥栄子:センティメント
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2014年 6月 27日

北彩子|檜、アクリル / 鈴木弥栄子|油彩、綿布

'少女性'をテーマに作品を制作する二人の女流作家、鈴木弥栄子と北彩子の二人展を開催致します。

鈴木弥栄子は、少女性の中でも特に「自分を守る膜」、「自分を縛り付ける檻」、「他者や世界との壁」など何かに抑圧されているという感覚を油彩で表現しています。深遠な彼女の心の世界で、皮膚表面の生々しくリアルな感覚を、自分の身体、髪の毛、フリルやレースの洋服、また鏡やバスタブといった身の周りのものをモチーフに創作しています。北彩子は、アクリル樹脂と木を組み合わせた彫刻作品を制作しています。木は少女の愛らしさや人の温もりを、また透明樹脂を施す事により少女の空虚感や曖昧な存在を表現してい

ます。モチーフとしてベッドが多く登場しますが、ベッドは我々に安らぎを与えてくれるプライベート空間であると同時に、作家が幼少期に体験した眠れぬ夜の不安や闇を表現しています。この2人展では、彼女達が想う心はかなく可憐で繊細な少女という美しい存在を、現在に生きる女性の視点から描いています。


全文提供:FUMA Contemporary Tokyo/BUNKYO ART
会期:2014年6月24日(火)~2014年7月5日(土)
時間:11:00 - 18:30
休日:日・月
会場:FUMA Contemporary Tokyo/BUNKYO ART
最終更新 2014年 6月 24日
 

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