展覧会
|
執筆: カロンズネット編集3
|
公開日: 2014年 6月 17日 |
プリントゴッコ、あるいはシナベニヤに水性ニスで作品を製作、雑誌や広告などで活躍するイラストレーター・泰間敬視。
今回の個展ついて尋ねると、 「タイトルのとおり、今回は特に目新しいことはしませんし、なんというか気負わず今の自分が描きたいものを描けるように描いていきます」と飄々と語ります。
プリントゴッコでのイラストでは、原色を効かせた印象的な色遣いと、アミ点や版ズレなどプリントゴッコの特性を生かした手法で、どこか懐かしい雰囲気を漂わせつつも外国風の世界を表現。
それらは一見、粗雑な印刷物のようではありますが、実は計算されたセンスの良さを感じずにはいられない、そういわば、力の抜けたおしゃれ上級者のような作風です。
あるいはもうひとつの作風であるシナベニヤに水性ニスなどを使って彩色した作品は、 より趣味性の高いモチーフが描かれています。
ベニヤ板という素材が持つ色やテクスチャーの存在感を、これまたうまく力の抜けたニュアンスで使いこなしています。
いずれ劣らぬ魅力の二つの作風を持つ泰間敬視。
7年半ぶりとなる今回の展示ではどんな世界を見せてくれるのでしょう。
[作家プロフィール] 泰間敬視/たいまたかし
1971年、大阪出身。2000年頃よりイラストレーターとして活動。 主な仕事は雑誌、書籍、web、TVCMなど。 今回の個展は7年半ぶり5回目。
全文提供:Black bird White bird
会期:2014年7月2日(水)~2014年7月13日(日) 時間:12:00ー19:00 休日:月・火 会場:Black bird White bird
|
最終更新 2014年 7月 02日 |