下北沢のSMART SHIP GALLERYは、2014年7月5日（土）から7月19日（土）まで、ディジュリドゥアーティスト・画家 GOMAの個展「記憶の旅」を開催します。
2009年の突然の追突事故からディジュリドゥの奏者として奇跡の復活を遂げたGOMAは、現在でも不安定な記憶を刻み込むように点描画を描く。
事故の衝撃で一時はディジュリドゥが楽器であることすらわからないほど記憶を失っていたGOMAを復活に導いた原動力は絵を描くことであった。
壮麗で神秘的なエネルギーを放つドット・ペインティングはかつて単身ディジュリドゥの奏者としてオーストラリアに渡り生のアボリジニカルチャーを体感した過去の記憶と経験が自然と導いたのであろう。
事故から奇跡の復活を遂げ、新たな人生を歩むGOMAの「記憶の旅」を綴る絵画を自然とテクノロジーが共鳴するGOMAサウンド響く空間で感じてください。

［作家プロフィール］
GOMA

大阪府出身。オーストラリア先住民族の管楽器ディジュリドゥの奏者・画家。1998年にオーストラリア・アーネムランドにて開催されたバルンガディジュリドゥコンペティションにて準優勝。ノンアボリジニ奏者として初受賞を果たす。09年交通事故に遭い外傷性脳損傷と診断され、高次脳機能障害の症状が後遺し活動を休止。事故後まもなく突然緻密な点描画を描き始める。2010年初の個展『記憶展』はTVや新聞にも取り上げられ社会的な関心を集めた。2011年フジロックフェスティバルにて再起不能と言われた事故から苦難を乗り越え音楽活動を再開。2012年GOMAを主人公とする映画「フラッシュバックメモリーズ３D」が東京国際映画祭にて観客賞、2013年韓国全州国際映画祭で最優秀アジア映画賞、2014年おおさかシネマフェスティバルにて音楽賞を受賞した。