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織田廣喜 生誕100年記念展 ー 織田ファミリー愛の軌跡 ー
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Published: May 14 2014
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去る2012年5月に亡くなられた織田廣喜は1951年に二科会にいた画家リラと結婚、その後長男広比古と次男きじ男の2人の男の子に恵まれました。
長男広比古は早くから画家を意識し父廣喜の後ろ姿を追いかけましたが次男きじ男は二十歳まで画家になろうとは考えていませんでした。しかし、近所の画廊のすすめでチャリティー展に小さな作品を2点出品したことがきっかけで画廊主に素質を認められそこで展覧会をすることになり、とうとう絵筆を取ることになったのです。まさに血は争えなかったのです。こうして織田ファミリーは夫婦、息子2人の4名全員が画家になったのです。
しかし、人生の道のりはそれぞれ異なり、妻リラは長男出産後家庭に全力投球し、絵筆をおりました。そして、1983年くも膜下に見舞われたが織田画伯の愛に溢れる手厚い看護は1998年に死去するまで続けられたのでした。
長男広比古は順調に画家として認められるようなったがおしくも2009年にパリにて亡くなられました。きじ男も遅ればせながら画家生活に入ったものの母リラの死亡後織田画伯の身の回りの世話等で画伯のマネージャー的な仕事が多くなり思うように描くことが困難な状況になり、一昨年織田画伯 を見送るまで雑務に追われて今日に至っています。
今回の記念展はその生誕100年展に相応しい織田家の家族の作品を展示しそれぞれの作品から各々が歩んだ人生を偲んで頂ける展示でございます。
東京アートミュージアム
創立者 伊藤 容子


全文提供:東京アートミュージアム
会期:2014年6月21日(土)~2014年8月31日(日)
時間:11:00 - 18:30(入館 - 18:00)
休日:月~水 ※夏期休暇 8月14日(木)〜 16日(土)
会場:東京アートミュージアム
Last Updated on June 21 2014
 

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