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居城純子+岡田一郎:風景から
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2014年 5月 12日

岡田一郎 perspective 2014 写真

居城純子は1974年に静岡に生まれ、東京藝術大学大学院修士課程油画修了後、2005年VOCA奨励賞、2007年咲くやこの花賞、2012年「現代絵画のいま」展(兵庫県立美術館)など活躍を続ける。居城はおもに身近な特定の風景をもとに絵を描く。風景は見る者の主観で作られるものであるという認識から完全な風景画にマスキングを施し意図的に余白をつくるという独自の手法を確立してきた。かってヒマラヤに旅した印象から近年は光と影の境目の曖昧さを探求する試みを絵に表現する。今展ではどこか異国の夜景を想起させるようなシーンをモチーフに描いた作品を発表する。

岡田一郎は1976年に奈良に生まれ、京都市立芸術大学大学院博士課程彫刻修了後、国内外において発表を続ける。岡田は日用品を使ってありふれた日常環境から新たな空間を認識させるようなインスタレーションを展開してきた。近年は写真を使って見慣れた身近な風景の看板や標識と、旅先の風景のそれとをスイッチすることで日常と非日常の曖昧な境目を認識させるような作品を手掛ける。今展では場所の記憶という岡田の作品に一貫するテーマを発展させた新作の写真作品と映像のインスタレーションを発表する。

ともに風景の認識における先入観に揺さぶりをかけ、絵画と写真、映像というそれぞれのメディアを通してありふれた風景を読み解く。


全文提供:ギャラリーほそかわ

会期:2014年5月12日(月)~2014年5月31日(土)
時間:12:30~18:30
休日:日
会場:ギャラリーほそかわ

最終更新 2014年 5月 12日
 

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