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トーキョー・ストーリー2014
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2014年 5月 02日

2013 年度も TWS の CiR プログラムを通じて、無数の物語が生まれました。本展に参加する作家のうち、半年から 1 年という長期滞在型の「国内クリエーター制作交流プログラム」に参加した 3 名の若手アーティストは、社会や都市、自分の生に対して多様な視点から語り、今日に生きる私たちの問題意識を明示します。「海外クリエーター招聘プログラム」でアジアより招聘された 2組のクリエーターは、アジアで表現することのリアリティをこの東京でも探求しつつ、同時期の滞在者や一般の人々を巻き込みながら、相互の対話や共鳴、干渉を反映したプロジェクトを展開しました。
また「二国間交流事業プログラム」にて、バーゼル、ベルリン、ロンドン、マドリード、メルボルン、ソウル、台北といった都市へ派遣された日本人のクリエーターたちは、海外の空気に触れ、その都市で起こる様々な出来事や異文化の日常に対峙することで、それぞれのストーリーを紡ぎだし作品へと転化させました。「アーティスト・イン・夕張」に参加した 4 名は、地域コミュニティとのかかわりを通じて夕張の歴史的背景と現在、そして未来を見つめることで、現代の様々な都市へと通底する問題意識へと発展させました。そしてこの成果発表展のエピローグには、唯一音楽分野から参加した国内クリエーターでヴァイオリニストの中澤沙央里が公演を行います。
クリエーターたちが描き出す多様な物語は、時に鑑賞者自身の物語と結びつき、新たなストーリーを生み出してゆくことでしょう。

【第1期】 2014年5月3日(土・祝)~ 6 月8日(日)
【第2期】 2014年6月14日(土)~7月21日(月・祝)
【第3期】 2014年7月26日(土)、27日(日) ※コンサート/TWS渋谷のみ

●アーティスト: 【第1期】 遠藤一郎、加瀬才子、永岡大輔、松本 力、mamoru、山本良浩 (以上TWS本郷)
川久保ジョイ、福居伸宏、ほか(以上TWS渋谷)
【第2期】 オル太、佐藤未来、友政麻理子、中島佑太、二藤建人、潘 逸舟、三原聡一郎(以上TWS本郷)
小沢 剛、栗林 隆、イルワン・アーメット&ティタ・サリナ、パリバルタナ・モハンティ、ほか(以上TWS渋谷)
【第3期】 中澤沙央里(TWS渋谷)


●提携都市/機関: イアーブ(スイス・バーゼル)、ベルリン市/クンストラウム・クロイツベルク/ベタニアン(ドイツ・ベルリン)、マタデッロ・マドリード/スペイン文化活動公社(スペイン・マドリード)、ロンドン芸術大学(イギリス・ロンドン)、韓国国立現代美術館/コヤン・アート・スタジオ(韓国・ソウル)、アーツ・イン・レジデンス台北/トレジャーヒル・アーティスト・ヴィレッジ(台湾・台北)、アジアリンク/ヴィクトリアン・カレッジ・オブ・ジ・アーツ(オーストラリア・メルボルン)、夕張市(北海道)


全文提供:トーキョーワンダーサイト渋谷
会期:2014年5月3日(土)~2014年7月27日(日)
時間:11:00~19:00 (最終入場は 30分前まで)
休日:月曜 (ただし 5月5日、7月21 日は開館)、5 月7日
会場:トーキョーワンダーサイト渋谷
最終更新 2014年 5月 03日
 

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