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夏池風冴:個別のまぼろし
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2014年 3月 17日

 

KUNST ARZT では、夏池風冴の個展を開催します。 夏池風冴は、シンプルで時に大胆な方法で、まるでパラレルワールドの扉を開くためのヒントを提示してくれるかのようなアーティストです。「植木鉢の植えられていたものが枯れてしまった後の様子を撮った写真」と「建物脇の余った土地に、枠を作り、土を入れベンチをおいて定点観測する」から構成した<地ノ味をながめる(2010)>、選んではいない要素を条件に写真を撮ることによって、アーティストの視野の外にある世界にアプローチする<繁る森の外(2012)>。本展では、アーティストの記憶の分析を通して、「見たと思ったのに存在しない」世界を抽出する試みです。ご注目頂ければ幸いです。Gallery PARCでも4月8日から20日、夏池風冴の個展が開催されます。

[作家コメント]
私は、想像力の及ぶ世界にその外側の気配を持ち込むことに興味があります。
ある種の物事に対して感じた違和感を辿ると、自分が無意識に知っていると思い込んでいた事に対する無知に気づきます。
見ることに対する想像力を広げることで世界観を探りながら、それを取り巻く広大なものの気配を感じられるような制作がしたいと思っています。

[作家プロフィール]
夏池風冴
1984 静岡県生まれ
2009 京都市立芸術大学大学院美術研究科漆工専攻修了

<個展>
2012 点滅する        同時代ギャラリー /京都
2011 繁る森の外 3      collective parasol /京都
2011 繁る森の外 2      collective parasol
2011 繁る森の外       gallery shop collage /京都
2010 地ノ味をながめる    collective parasol
2008 遍在          海岸通りギャラリーCASO /大阪

<グループ展>
2007 P&E2007出展  アートコートギャラリー /大阪


全文提供:KUNST ARZT
会期:2014年4月22日(火)~2014年4月27日(日)
時間:12:00ー19:00 (最終日17:00まで)
休日:月
会場:KUNST ARZT
最終更新 2014年 4月 22日
 

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