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山原晶子:ついになる
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2014年 3月 17日

 

KUNST ARZT では、山原晶子の2度目の個展を開催します。 山原晶子は、絵本のような優しい色彩感覚、「描く、布を染める、貼る、糸で縫う」独自の絵画技法、「心地よい孤独感」のモチーフによって、独自の絵画世界を展開しています。 本展では、昨年の個展で発表した、人影のない街の上空に気持ち良さそうに浮遊する二人の人物を描いた「うつろいゆく狭間(2013)」で描いた世界観を展開するカタチで、「ついになる」と題し、二点一組、左右対称など、「対になる」作品を中心に構成されます。ご注目頂ければ幸いです。

[作家コメント]
私は、布や糸などの素材を絵の具と組み合わせた平面作品を制作している。
布を「染める」「貼る」、糸で「縫う」など、「描く」以外の行為によって、コントロールできる部分と意図しないものが出てくるところのバランスを追究している。
本来、二次元である絵画の中に異素材があることによって、そこに厚みや重なりという三次元の要素が生まれる。
二次元と三次元の狭間を行ったり来たりすることは、人間が視覚を通して目の前にある景色を認識しようとすることに似ているのではないか。
日常の風景を通して、その狭間を認識すること。
わたしたちは一体どれだけのことを感じ、認識することができるのだろうか。

[作家プロフィール]
山原晶子
1985  大阪府生まれ
2010  京都嵯峨芸術大学大学院芸術研究科芸術専攻修了

個展
2007 「山原晶子展 A pair of...」 アートプレイスU2・京都
2012 「michinoki」 Galleryはねうさぎ・京都
2013 「ゆく、くる、つづく」 KUNST ARZT・京都

グループ展、公募展
2007 「現代美術インディペンデントCASO展」 海岸通ギャラリーCASO・大阪
2007 「COUNT6」 ナジックスクエア・京都 
2007 「ART UNIV.2007 芸術系大学作品展」 元立誠小学校・京都
2008 「JAPANART NEXT 2008 for west ~次世代のソース~ 展」 海岸通ギャラリーCASO・大阪
2008 「amuse ARTJAM 2008 in Kyoto」 京都文化博物館
2008 「ART UNIV.2008 芸術系大学作品展」 元立誠小学校・京都
2010 「第2回 Kyoto Current展」 京都市美術館別館
2010 「わがままな時間が息をする」 Gallery i・京都
2011 「Asian Watercolours 2011 SEOUL
2011 「The 20th Exhibition of the Asian Watercolour Confederation」 韓国・ソウル
2012 「KUNSTARZT preview in 新風館」 新風館・京都
2013 「京都市美術館開館80周年記念展 2013京展」 京都市美術館


全文提供:KUNST ARZT
会期:2014年4月15日(火)~2014年4月20日(日)
時間:12:00ー19:00 (最終日17:00まで)
休日:月
会場:KUNST ARZT
最終更新 2014年 4月 15日
 

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