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青木孝子:DISTANCE ―そこまでの距離―
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2014年 1月 29日

 

[作家コメント]
私は大地を連想させるような形状を描いている。
見る人は遥か上空から俯瞰したような砂漠や丘、湖水を思うそうだ。
絵は大きくうねったり暴れたりはしているが、ある種平和な風景だった。
然しあの3.11からは、描くことの意味が変わった。
2011年の作品では繰り返し寄せる形状を、2012年は重い塊を、2013年は細い線で無数の傷を描き入れた。
そして今私が描こうとしているのは、フクシマやピョンヤン、ナガサキなどと自分との距離感である。各々の位置と距離を記号で表し絵の中に忍び込ませた。
一瞬の出来事で人の運命が変わってしまうという“状況”と“自分”との距離を暗示したい。
今回の展覧会では2011年から現在までの作品、100号から小品まで十点余を展示する予定。

[作家プロフィール]
2013  CAF.N展  仙台メディアテイク (CAF.N会員隔年出品)
2013  新象展   東京都美術館 (会員毎年出品)
2010  個展    日仏学院 エントランスホール  
2088、06 個展   Oギャラリー
2010  日中韓交流展  (上海)
2008  日中交流展   (北京)
2006  韓日交流展   (ソウル)

収蔵
中華人民共和国  家蒙古美術館   (内モンゴル自治区)
台湾       長流美術館    (台北)

東京造形大学 美術学科 絵画専攻卒
現在 玉川学園高等部 美術科 非常勤講師
絵画教室主催


全文提供:Oギャラリー 
会期:2014年3月3日(月)~2014年3月9日(日)
時間:12:00~20:00
会場:Oギャラリー 
最終更新 2014年 3月 03日
 

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