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宮崎晃吉+池田拓馬:東京アカイツリー
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 12月 19日

 

HAGISO代表の宮崎晃吉(建築家)と池田拓馬(美術家)の協働によって生まれた大型のインスタレーションです。 木の幹に見立てた高さ6mの柱の頂点から、1200本の毛糸が放射状に張り巡らされ、同じく頂点に設置された2台のプロジェクターから映像が床に投影されています。 映像は池田拓馬の代表的な作品である「over there」のシリーズによる都市の夜景のコラージュで、床に投影されることではるか上空からの視点をもたらしています。 都市の縮図から、その生命力を養分とするように大樹がそびえ、光と枝葉となってまた降り注ぐという閉じた循環系を形成しています。 谷中の木造アパートを改修したHAGISOという小さな建築物のなかにありながらも、街のスケールにとって不釣り合いなほどに巨大なツリーは、建築や都市の関係を逆さまに入れ替え、アカイツリーとして東京という都市を宙吊りにしているかのようです。

[作家プロフィール]
宮崎 晃吉 Mitsuyoshi Miyazaki (1982 – )

ツリー設計・施工
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建築家・HAGISO代表。
2008年東京藝術大学大学院美術研究科建築設計修了。
2008年~2011年(株)磯崎新アトリエ勤務。
2011年よりフリーランス。
東京谷中の木造アパート「萩荘」を文化複合施設「HAGISO」へ改修するプロジェクトの設計、プロデュース、運営を手掛ける一方、パブリックアート制作、商品デザインなど多方面で活動している。
HAGI STUDIO(デザイン事務所) http://stuio.hagiso.jp


池田 拓馬 Takuma Ikeda (1983 – )

映像
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美術作家。
2007年東京造形大学絵画専攻卒、東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。
2007年東京ワンダーサイト本郷個展、2009年越後妻有トリエンナーレ、2012年群馬青年ビエンナーレなど多数の展覧会に出品。2006年インドネシアジャワ島中部地震後のレジデンス(ジョグジャカルタ)を切っ掛けに「今いるここはどこなのか」という問いをもとにした制作を開始する。扉をモチーフにしたインスタレーション、夜景をコラージュした映像作品を制作。http://takumaikeda.com

※映像上映は日没後、17:00からとなります。


全文提供:HAGISO
会期:2013年12月11日(水)~2013年12月29日(日)
時間:12:00 – 21:00
休日:月曜日(祝日の場合火曜)、第2・4火曜日
会場:HAGISO
最終更新 2013年 12月 11日
 

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