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石川卓磨キュレーション展  「長い夢を見ていたんだ。|I’ve Been Dreaming for a Long Time.」
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 12月 09日

 

TALION GALLERY にて、2013 年12 月14 日 ( 土) より2014 年1 月11 日 ( 土) まで、石川卓磨キュレーション展「長い夢を見ていたんだ。|I’ve Been Dreaming for a Long Time」を開催いたします。是非ともご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

石川卓磨キュレーション展「長い夢を見ていたんだ。」は、今年の6月にプロローグとして行った「Tell all the Truth but tell it slant - 真実を語りなさい、しかし斜めに語りなさい―」展の本編にあたる展覧会です。参加アーティストは、プロローグ展に引き続き、外島貴幸、豊嶋康子、箕輪亜希子、吉田正幸の4 名です。今回、外島と吉田は、2011 年より活動しているアートユニット、O,1、2 人として参加します。また、展覧会のイメージソングとして、石川、外島が参加しているロックバンド波による「長い夢を見ていたんだ。」という楽曲を発表します。

[Exhibition Statement]

「長い夢を見ていたんだ。」は、夢から現実へと移行したことを説明している状態を示しています。場合によっては、受け入れがたい現実を経験したがために「あれは夢だった」と言い聞かせているニュアンスにも捉えられます。夢とは、必ずしも眠りの中で見る現象に限定されず、多義的な意味合いを持ちますが、現実という言葉もまた曖昧です。社会学者である大澤真幸は、現代社会にみられる「現実への逃避」という現象を語るにあたって、“ 究極の「現実」、現実の中の現実ということこそが、最大の虚構であって、そのような「現実」がどこかにあるという想定が、何かに対する、つまり〈現実〉に対する最後の隠蔽ではないのか” と書いています。そして、シュルレアリストやダダイストたちが、この現実を考えるうえで、夢にとり憑かれたのは、当時の政治的状況とも無関係ではありません。長い夢とは現実そのものかもしれないし、目覚めの後にやってくるのが現実とは限りません。この不安定な状態において、いま、作家たちは、そして芸術は、どういう態度、思考、方法を示すのか。その問いを見る場として展覧会を考えています。

石川卓磨

参加アーティスト:外島貴幸、豊嶋康子、箕輪亜希子、吉田正幸
オープニングレセプション:2013 年12 月14 日( 土)18:00 - 20:00

[ パフォーマンス+ギャラリートーク]
日時  2014 年1 月11 日( 土)19:00 - 21:00
会場  TALION GALLERY
東京都台東区谷中3-23-9
定員  30 人(予約制)
※ご予約方法はギャラリーWeb サイトをご覧下さい。
入場料  ¥500 (1ドリンク付)
パフォーマンス  O, 1、2人( 外島貴幸+吉田正幸)
トーク  外島貴幸(出展アーティスト)
豊嶋康子(出展アーティスト)
箕輪亜希子(出展アーティスト)
吉田正幸(出展アーティスト)
石川卓磨(本展キュレーション・美術作家)


全文提供:TALION GALLERY
会期:2013年12月14日(土)~2014年1月11日(土)
時間:11:00 - 19:00
休日:日, 月, 祝日 *年末年始の休廊:12 月31 日( 火) - 1 月3 日( 金)
会場:TALION GALLERY
最終更新 2013年 12月 14日
 

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