金徳龍 展 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2009年 3月 26日 |
金徳龍(キム・ドクヨン)氏(1961年生まれ)は、独特な素材と技法を用いて伝統的な韓国の文化を現代的なスタイルで描き出すアーティスト。箪笥や机など使い古された家具の木板に、人物や壺、本棚、布団やお盆の上の果物など、日常の断片を静かでノスタルジックな視線で描く。 鉱物顔料や、時には螺鈿技法も用い、韓国の工芸や民画など伝統を意識した作品を制作する。木目を生かした「余白」や古い木の板そのものの質感が、人物や果物などの肌の柔らかな質感と絶妙に交差し、木片やそれが存在した室内空間に染み込んだ時間や記憶を垣間見るような不思議な存在感を漂わせる。 日本国内で初めての個展となる今展では、最新作を中心とした約10点を展示予定。作家来日。 KIM, DUCK-YONG 金 徳龍(キム・ドクヨン) ※全文提供: ケンジタキギャラリー |
最終更新 2009年 4月 03日 |