REALITY LAB ---- 再生・再創造 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2010年 9月 15日 |
三宅一生を展覧会ディレクターとして、「REALITY LAB ---- 再生・再創造」展を開催します。デザインの仕事を「発想を現実化し、使い手のもとに届けるまでの積極的な試み、すなわち『REALITY LAB(リアリティ・ラボ)』」ととらえる三宅一生の視点から、生命力溢れる「創造の可能性」を探る特別展。 きめ細やかで質の高い、世界に誇る日本のものづくり。それは、創意工夫や地道な研究による優れた技術力や職人の力、さらには美意識と手作業の両立により実現されてきました。しかし、現在の社会は大きく変化しつつあります。製造の現場ではコスト削減が最優先され、すぐれた人材の流出や産地の弱体化が起きています。同時に、地球環境や資源の課題はこれまで以上に深刻となっています。こうした課題をデザインはどのように解決できるのでしょうか。 1970年代より産地や各地の工場を訪ね、活気ある現場との関係を築きながら、着る人々に喜びをもたらす衣服づくりを実現してきた三宅一生。本展は、三宅がリサーチを進めるなかで出会い、考えを語りあってきたデザイナーやアーティスト、科学者や企業による作品とともに、ものづくりの未来に向けたメッセージを新たに提示するものです。 アートディレクションは浅葉克己、会場構成は藤本壮介。未来を見据え、現実化していくデザインのあり方や可能性について、分野を超えて共に考えていきます。 全文提供: 21_21 DESIGN SIGHT 会期: 2010年11月16日(火)-2010年12月26日(日) |
最終更新 2010年 11月 16日 |