Lumen・Sonus・Memoria 光・音・記憶:OVAR(SHIMURABROS.K & mamoru), 志村信裕 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 10月 22日 |
YUKA TSURUNOでは、“映像”と“音(響)”にフォーカスした「Lumen・Sonus・Memoria 光・音・記憶」展を11月12日(土)から開催します。 ビジュアル・アートの分野に限らず、映像製作、伝送、投影技術の目覚しい発達は私達のライフスタイルを劇的に変化させてきました。3Dのリアルな映像や、大容量動画配信システムとインターネット網により、PCの前に居ながらにして、私達は世界中のあらゆる出来事を疑似体験することが可能となりました。 一方で、日々大量の映像や、音(声/楽)に晒されることで、私達の視覚、聴覚は鋭く研ぎ澄まされるどころか、むしろ退化しつつあり、必要な情報を取捨選択、再構築して自らの記憶に留めることすら、コンピュータやストレージの中に「とりあえず保存」することに譲り、放棄してはいないでしょうか。 旧東急東横線・桜木町駅舎内で、映画の起源とも言うべきリュミエール兄弟の蒸気機関車をCTスキャンして見せた”X-RAY TRAIN”で話題となった姉弟アート・ユニットSHIMURA BROS.。 また、「赤坂アートフラワー08」で料亭の畳に刺された夥しい待ち針をスクリーンに見立てた映像作品以降、「あいちトリエンナーレ2010」や「黄金町バザール2009/2010/2011」では、屋外のひさしや道路など、ホワイト・キューブを飛び出し、あらゆる場所での映像展示を試みてきた志村信裕は、ギャラリーのそばを流れる神田川の護岸に”Goldfish”と、”Pool”の2作品を投影します。※ 今回は本展を構成する作品に共通する重要な要素である“光”と“音”と“記憶”について、その根源、本質に迫りたいとの思いから、展覧会タイトルをラテン語で“Lumen”“Sonus”“Memoria” としました。また、プロジェクターの輝度を表す単位がルーメンであることも重要な意味を持っています。 志村作品の投影日時については、下記実施概要をご確認の上お越し下さい。 志村信裕 映像展示: 企画:宮津大輔+YUKA TSURUNO ※全文提供: YUKA TSURUNO 会期: 2011年11月12日(土)~2011年12月10日(土) |
最終更新 2011年 11月 12日 |