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第1.5 回 全感覚派美術展
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 8月 30日

画像提供:全感覚派美術展事務局

全感覚派宣言
・全感覚派は「全感覚」を信じる
・「全感覚」は知覚、或いは認識以前の感覚である
・全感覚派はジャンルを超越し表現を規定しない
・全感覚派は美術運動である
・全感覚派は仮想に存在し、稀に地上に一つの場を形成する
・全感覚派は「美術」の「哲学」への優位を夢想する
・全感覚派は個人の表現の自由を制限せずその全感覚を肯定する
・全感覚派は「こうである」という絶対性はこれを拒否する
・全感覚派は「私は全感覚派である」という絶対性を保証しない
・「全感覚派である」ことは「全感覚派でない」自由を制限しない
・「全感覚」は「全感覚」である
・「全感覚」は「全・感覚」である

第1.5回全感覚派美術展 開催にあたって
好評のうちに幕を閉じた「第一回全感覚派美術展」。この度、そのエキストラ展を現代Heightsさんの好意により、東北沢でも開催することとなりました。
マーケット主導型の現代アートの商業化が確立する中、改めて批評の意味が問われて久しい中、そこかしこでアーティスト主導型の新たな模索もまた始まっています。私たちのこの小さな試みも、大きな美術展やギャラリーの展覧会のみでは捕捉しきれない、アートの微分子的な闘争/逃走の軌跡であり、パーソナルな体験が世界の改変に繋がる、アート本来の姿勢を考える契機であり実践の場でありたいと願っております。
予定調和的でない作家・作品の出会いの場となる「全感覚派」。本展ではさらに新しい作家にご参加頂き、第一回を拡張して、さらなる驚きの場となっています。多くの批評と出会いを賜りたく、沢山の方々のご来場を願っております。

-高橋辰夫(全感覚派主宰)

出展作家
あんまり、小田寛一郎、高橋辰夫、タニダリョーコ、はしのかげ、平間貴大、平丸陽子、吉田和貴

「第一回全感覚派音楽会」
場所:現代HEIGHTS(東北沢)
日時:2011.9/16(金)
出演 秋山徹次・小田寛一郎・人数(平間貴大&直嶋岳史)・元箱根(Taxxaka+安永哲郎)
19:00 open 19:15 start  ¥1500+要ドリンクオーダー
秋山徹次 Tetuzi Akiyama …ギターという楽器の持つ特質に、自身の欲求をミニマルかつストレートな形で加えていくことによる、原始的で即物的な意味合いを含んだ演奏を得意とする。ミクロからマクロに至る音量を、繊細に、ときには大胆にコントロールし、身体の電子化を試る。
小田寛一郎 Kanichiro Oda …1980年佐賀県生まれ。家業の陶磁器流通・販売業の傍ら、音楽とアートに関わる雑多な活動をしています。趣味は考えごとと読書と音楽鑑賞です。
人数 Ninzu…平間貴大と直嶋岳史のデュオ・プロジェクト。ある行為に、時間経過を伴うルールを持ち込み、行為と場所の関係性、その受け取られ方の変化を見つめる。
元箱根 Moto-Hakone …既に在った出来事と、現在立ち現れている出来事を区別することなく、思い起こしては忘却する表象を、映像と音でトレースする。かつてappelを運営した美術家Taxxakaと「minamo」「HELLL」「VOIMA」などのグループで多様な音楽活動を展開する安永哲郎によるユニット。

全感覚派ブログ: http://zenkankaku.cocolog-nifty.com/blog/

全文提供: 全感覚派美術展事務局


会期: 2011年9月15日(木)-2011年9月27日(火)15:00~22:00 
            ※土・日13:00~ 9/16(金)、23(金)、27(火)~18:00
会場: 現代HEIGHTS GALLERY Den

最終更新 2011年 9月 15日
 

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