Kim Jung Wook & Chun Sun Myung:Inside Out |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2010年 11月 12日 |
私どもではこのたび韓国の中堅作家Kim Jung Wook(平面)とChun Sung Myung(立体)の二人展「Inside Out」を開催いたします。二人とも韓国内外で積極的に活動を展開して実績を重ね、既に高い評価を受けつつある作家ですが、日本での本格的な作品展示は今回が初めてとなります。(Kim Jung Wookの作品は2008年東京国立近代美術館で開催された『現代への視点:エモーショナルドローイング展』で紹介されました) タイトル「Inside Out」が示していますが、表現方法も扱うメディアも平面と立体と異なりますが、二人とも怒りやトラウマの反復が渦巻く内面と外部世界との格闘をどう想像的リアルに外部に表出するかを目指している点で共通しています。Kimの場合は仮面のような表情のわずかな痕跡が内部の激しい痛みを、逆にChunの場合は外部身体全体で内部の怒りが象徴的に表現されています。 二人の作品を前にするとその生々しさに驚かれると思いますが、ただその「生々しさ」は象徴的なレベルに到達していて、同時に見る者に慰安、平安さえもたらします。この二つの矛盾する情動を作品に統合するのは作家として至難の業ですが、KimとChunの二人は確実にその力を持っています。 文字通り強いインパクトを与える彼らの作品にご期待ください。なおオープン当日のレセプションパーティには作家二人とも出席予定ですのでぜひ足をお運びください。 Kim Jung Wook Chun Sung Myung ※全文提供: unseal contemporary 会期: 2010年11月27日(土)-2010年12月22日(土)12:00 - 19:00|日・月・祝日休廊 |
最終更新 2010年 11月 27日 |