Peter Pommerer:radio birdmen |
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Published: November 06 2013 |
動植物をモチーフとして、生命のエネルギーや輝きで画面を色鮮やかな万華鏡のように埋め尽くしていくドローイングで知られるピーター・ポマー。国内では2008年の個展「THE BLACK ANGEL'S DEAD SONG」(於ヴァンジ彫刻庭園美術館)以来5年ぶりの開催となる本展では、新作ドローイング「Birdpeople」シリーズ14点を発表いたします。
これまでにも様々な動物達を描いてきたポマーですが、“Birdpeople”シリーズにおいて描くのは、「自由」の象徴としての鳥人間。「大空を舞う鳥達は、僕にとって自由のシンボル。彼らが地上に降り立ったのは今回が初めてなんだ。」とポマーは言います。
変化に富んだ豊かな色彩と、画面を覆い尽くすモチーフは、装飾的でありながらどこかリズミカル。命のきらめきを感じさせるような明るさに彩られ、「A Birdfamily at Sunset(夕暮れの鳥人一家)」「Grandpa(おじいちゃん)」「Two unequal Baddyse(2人の凸凹いたずらっこ)」等と題された鳥人間達は、ポマー独特の世界へと見る者を誘い、彼らにまつわる様々なストーリーを紡ぎ出させます。
展覧会のタイトル、radio birdmenは、ポマーが本シリーズを描くにあたってインスピレーションを受けたオーストラリアのロックバンドグループのバンド名でもあります。
自由と解放を追求するロック・ミュージックから生まれたBirdpeopleたち。 先の見えない不安をかかえ、行き場のない閉塞感が支配する現代における、ポマーによる自由への追求が、ロックを愛する自由な部族“Birdpeople”を地上へ呼び寄せたのかもしれません。
[作家プロフィール] ピーター・ポマー | Peter Pommerer 1968年ドイツ・シュトゥットガルト生まれ。シュトゥットガルトにて制作、活動中。
全文提供:taimatz
会期:2013.10.31~2013.11.22 時間:11:00-19:00 closed on Sunday, Monday, and national holidays 会場:taimatz
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Last Updated on October 31 2013 |