田中 芳:けれども、たしかにある光 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2013年 1月 11日 |
田中芳(たなか かおり)は、草や木や石や土、降る雨や雪、流れる水、吹く風など、自然をテーマにしながら大胆な構図で描く日本画家です。 「庭」「流れ」「松」など具体的なイメージの作品から、近年は「□△○」など支持体が幾何学形になったり、「線」「塵」のシリーズでは一本の抽象化された線で自然観宇宙観を表現しています。 いずれの作品も銀箔や金箔、玉虫箔などが使用されており、箔の持つ雅で華やかな輝きを活かしつつも、作風はこのうえなくシンプルでモダンです。そこには本当に必要なもののみを選び取る丁寧さと潔さを感じ取ることができます。 伝統に学びながらも新しく開かれた田中芳の世界観をご高覧ください。 1月末には画業25年の軌跡の作品集「田中芳 けれども、たしかにある光」を発行予定です。 全文提供:アートフロントギャラリー 会期:2013年1月11日(金)~2013年1月27日(日) |
最終更新 2013年 1月 11日 |