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重田美月:未知の路地
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2012年 10月 16日

泉 2012 | Oil on canvas | 130.0x162.0cm | ©Mizuki Shigeta

「GALLERY MoMo Ryogoku では 11月24日(土)から12月22日(土)まで当ギャラリーでは 2 回目となる個展、重田美月展「未知の路地を開催いたします。重田美月は1980年神奈川県生まれ、2002年武蔵野美術大学卒業後、トーキョーワンダーウォールや台北などのグループ展に参加し、2010年の初個展ではそれまでのオーソドックスな作品から一転、アニメ風のポップな作品を発表しました。

その輪郭線と色面による表現は70~80年代のアニメに着想を得ており、またモチーフには日常で見かける物質が選ばれ、それらは一見チープにも見られがちですが独特の強さと美しさを合わせ持つという点で符号して作家をとらえています。

重田は多くの人と同じように 3.11 以降意識が変化し、以前より一層周囲の物質や社会のなりたちを深く見つめる様になったと言います。そうした視線の変化による発見は、暮らしの中で初めての路地を歩く時の気持ちと重なり、「未知の路地」という今展のタイトルが付けられました。 最近作では一層色面に強度を増して緻密になり、フラットな表現から背景に奥行きと絵画性を持たせ、手前のモチーフはポップな雰囲気を残し、絵画作品としての吸引力も増してその独自性が際立ちつつあります。今年2月鹿児島県日置市に於ける「吹上ワンダーマップ 2012」への出品作に新作を加え、油彩作品 12 点、鉛筆によるドローイング12点による展示を予定しています。

[作家コメント]
暮らしの中で当たり前に身近にある物や、金銭的価値が高くないとされている物も、それがその状態になり我々の目に触れるまでには計り知れない時間や人の技術や動植物の命が積み重なっている
自分もその一部だという意識で描いている
対象を観察して描いた油彩と、連想して繋いだ言葉から浮かび上がったイメージを描いた鉛筆ドローイングを制作している

[作家プロフィール]
重田美月

1980 神奈川県生まれ
2002 武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業

[個展]
2010 GALLERY MoMo Roppongi (東京)

[グループ展]
2007 「ワンダーシード」トウキョーワンダーサイト渋谷(東京)
2008 「トーキョーワンダーウォール2008」東京都現代美術館(東京)
―― 「全員展 !!!!!!」MAGIC ROOM?(東京)
2010 「Visage vol.2」GALLERY MoMo Ryogoku(東京)
―― 「本郷芸術スター誕生」AiCOLORS FACTORY(東京)
2011 「再生」GALLERY MoMo Ryogoku(東京)
―― 「As Long As Rainbow Lasts」SOKA Art Center(台北)
2012 「吹上ワンダーマップ」鹿児島県吹上町内(鹿児島)

オープニングレセプション:2012 年 11 月 24 日(土) 18:00 - 20:00

全文提供:ギャラリーモモ両国


会期:2012年11月24日(土)~2012年12月22日(土)
時間:11:00 - 19:00
休日:日・月・祝
会場:ギャラリーモモ両国

最終更新 2012年 11月 24日
 

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