蜷川実花:Self-image |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2015年 1月 23日 |
極彩色の鮮烈な写真で知られる蜷川実花は、近年、映画やミュージックビデオなどの映像作品や、ファッションデザイナーとのコラボレーションなどへも活動の幅を広げ、独自のスタイルを貫きつつ挑戦を続ける表現者として、常に注目を集めています。「蜷川カラー」と呼ばれるその色とともにアイドルやモデル、花々の輝きを捉えた作品がポジティヴで開放的と評される一方で、華やかさや幸福感と隣り合わせにある歪みや澱み、衰退の影や死の気配をも捉え続けてきました。 本展では、そのような闇や影の部分に目を向け新境地を開いたシリーズ『noir』(2010 年-)と川面に散る桜を一心不乱に収めた『PLANT A TREE』(2011 年)、そして初期から断続的に撮影してきたモノクロームのセルフポートレイトを中心に展観します。「生身に近い、何も武装していない」と作家自身が語る特別な写真群(=Self-image)を紹介するこの機会に、蜷川実花作品の新たな魅力と出会っていただけたら幸いです。 [作家プロフィール] 全文提供:原美術館 会期:2015年1月24日(土)~2015年5月10日(日) 時間:11:00-17:00 (水曜は20:00まで、入館は開館時間の30分前まで) 休日:月曜日(祝日にあたる5月4日は開館)、5月7日 会場:原美術館 |
最終更新 2015年 1月 24日 |