長沢秀之:PAINTING on PAINTING |
展覧会
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執筆: カロンズネット編集3
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公開日: 2012年 9月 21日 |
GALLERY MoMo Ryogoku では 10 月 6 日(土)から 11 月 3 日(土・祝)まで当ギャラリーではおよそ 4 年ぶり4回目となる個展、長沢秀之展「PAINTING on PAINTING」を開催いたします。 長沢秀之は 1947 年埼玉県生まれ、68 年武蔵野美術大学在学時からの映画制作などを経て、79 年美術作家として本格的な活動を始め、現在は武蔵野美術大学にて若手作家育成に積極的に取り組みつつも、自らの制作への意欲を衰えさせることはありません。作品は一貫して絵画の可能性に挑み続け、絵画表現を通して思考を深め、視覚的なアプローチも試みて、新たな平面を模索し提起しています。今展でも、前回の皮膜シリーズでの多様な点と色彩による「表面とおくゆき」を対比させる絵画表現を引き継ぎ、名画⇒複製⇒点の刻印というプロセスを通じて、過去の絵画を一旦無化する行為の後、距離を置くことで画像が立ち現われる仕掛けを施し、新たな意味を吹き込みます。人間の視覚的機能に委ねる制作は一見オートマティックのようですが、計算とそこからはみ出す偶然性による絵画的挑戦を見てとることが出来ます。作家自身によるテキストをお読みいただいて作品をご覧になり、より一層作品への理解を深めていただければさいわいです。
[作家プロフィール] 長沢秀之
1947 埼玉県に生まれる 1972 武蔵野美術大學造形学部産業デザイン科卒業 1999 武蔵野美術大学油絵学科教授
[ 主な個展] 1993 スカイドア・アートプレイス青山( 東京) 南天子ギャラリーSOKO ( 東京)[ '95] 1998 網走市立美術館( 北海道) 1999 南天子ギャラリー( 東京) 村山画廊( 東京)[ '01] 2000 川越画廊(埼玉)[ '03, '07, '08] 2004 GALLERY MoMo( 東京)[ '06, '08 ] 2005 ART TRACE GALLERY(東京)[ '06, '08 ] 2008 川越市立美術館(埼玉) 1989 「現代美術への視点 色彩とモノクローム」 東京国立近代美術館( 東京)・京都国立近代美術館(京都) 1990 「ART TODAY 1990 一複製技術時代の芸術復興」 軽井沢財団法人高輪美術館( 現セゾン現代美術館) ( 長野) 1991 「色相の詩学一現代美術・平面からのメッセージ」 川崎市市民ミュージアム( 神奈川) 1994 「3rd. 北九州ビエンナーレ クイントエッセンス」 北九州市立美術館(福岡) 1995 「現代美術への視点絵画 唯一なるもの」 東京国立近代美術館( 東京)・京都国立近代美術館(京都) 1997 「オーペラ・アペルター開かれた作品の詩学」セゾン現代美術館(長野) 1998 「人間と風景- 近代日本美術の名作-」東京国立近代美術館( 東京) 1999 「呼吸する風景」埼玉県立近代美術館(埼玉) 2004 「戦後美術、俊英のきらめき」川越市立美術館 2009 「サイボーグの夢- なぜ絵画はSF 的なのか?」アートトレイス・ギャラリー(東京) 「絵の力- 絵の具の魔術-」展 武蔵野美術図書館+ ギャラリー 「眼を閉じて- 見ることの現在-」展 茨城県近代美術館 2010 「水のいろ、水のかたち」高松市美術館(香川) 2011 「画像進化論」栃木県立美術館(栃木) その他多数
[ パブリックコレクション] 京都国立近代美術館 東京国立近代美術館 川越市立美術館 高松市美術館 大原美術館 セゾン現代美術館 茨城県近代美術館 栃木県立美術館
全文提供:ギャラリーモモ両国
会期:2012年10月6日(土)~2012年11月3日(土) 時間:12:00 - 19:00 休日:日・月・祝 会場:ギャラリーモモ両国
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最終更新 2012年 10月 06日 |