展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2011年 7月 19日 |
作家コメント 幼少の頃、よく家の中庭で遊んでいた。 そこには、花のプランターがたくさんあって、私にとって最高の環境だった。 子供時分には少し重たいプランターを持ち上げると、必ずダンゴ虫やオケラなんかがいて、太陽の光に驚き一斉に逃げ回る。 また、地上に出る前の種から芽を出したばかりの植物が、真っ白な美しさを輝かせていたりする。 ここは、地上と地下をつなぐ境界線の世界。 子供心に新たな世界に触れ合う快感を感じていたのだ。 私は、作品にもこのような感覚をつくり出していきたい。 モチーフをよく意識的に解体したり、イメージの境界線をずらしたりするのであるが、それは、新たな世界、感覚を創出するきっかけがあると考えているからである。 そのきっかけに気付けるかどうかが、私の制作において重要な意味をなしている。
冨倉崇嗣 1979 三重県生まれ 2002 成安造形大学造形学部造形美術科洋画クラス卒業
個展 2003 Oギャラリーeyes(大阪)、OギャラリーUP・S(東京) 2004 Oギャラリーeyes(大阪) 2005 Oギャラリーeyes(大阪) 2006 Oギャラリーeyes(大阪) 2007 project N(東京オペラシティアートギャラリー・東京) ---- Oギャラリーeyes(大阪)、Oギャラリー(東京) 2008 Oギャラリーeyes(大阪) 2009 Oギャラリーeyes(大阪) 2010 Oギャラリーeyes(大阪)
グループ展 2001 絵画の流れ展(三重県立美術館・三重) 2002 神戸アートアニュアル2002「ミルフィーユ」(神戸アートビレッジセンター・神戸) 2003 ARTISTS BY ARTISTS(六本木ヒルズ 森タワー・東京) ---- 現代美術小品展2003(ギャラリーすずき・京都) 2004 bitter/sweet(Oギャラリーeyes・大阪) ---- Unnatural Ⅱ(Oギャラリーeyes・大阪) 2005 群馬青年ビエンナーレ(群馬県立近代美術館・群馬) ---- The garden of the ray(Oギャラリー・東京) 2007 Absolute basis 冨倉崇嗣とフジイ フランソワの場合(Oギャラリ-eyes・大阪) ---- HORS LIGNE(Gallery SATORU・東京) ---- International Exchange Project“Japanese Young Artists TRIAL in Painting”(Modern Culture Center・韓国) 2009 Exhibition as media 2009(神戸アートビレッジセンター・兵庫) 2010 Defending Zone(Oギャラリーeyes・大阪) ---- SEIAN FRONTIER(成安造形大学 ギャラリーアートサイト・滋賀)
参考文献 原 久子:「美術手帖」2003年9月号“アクリリックスワールド” 植木啓子:「大阪人」2004年4月号(レビュー) 酒井千穂:「美術手帖」2006年9月号(レビュー) 飯田志保子:「冨倉崇嗣」東京オペラシティアートギャラリー(個展リーフレット、テキスト)
全文提供: Oギャラリーeyes
会期: 2011年7月18日(月)-2011年7月30日(土) 会場: Oギャラリーeyes
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最終更新 2011年 7月 18日 |