TOKYO FIBER '09:SENSEWARE |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2009年 9月 24日 |
日本の繊維業界の潜在力をアピールする目的で2007年スタートした本イベント。本年4月にトリエンナーレで開催された第二回目の「東京展」として開催、今年のミラノサローネで38,000人に及ぶ記録的集客を実現した展覧会の、初の国内展です。 日本の人工繊維は新たなSENSEWAREである。石器時代に石という素材が人間の創造性を目覚めさせたように、また、紙という媒質が印刷をはじめとする膨大な知の活性を誘い出したように、ハイテクノロジーで進化した人工繊維は人間にどのような想像を意欲させるだろうか。あるものは細胞のように繊細に、あるものはゴムよりもしなやかに、またあるものは金属のような電導性を備えて。この展覧会は、新しいSENSEWAREが拓いていく領域を可視化する試みである。建築や諸分野のデザイナー、クルマやハイテク家電メーカー、メディアアーティスト、植物アーティスト。果たしていくつの可能性をこの試みに呼び集めただろう。ものづくりのさらにその先へ向かって、技術、素材、才能が交差する。ここに覚醒される感覚の中に、具体的な未来を感じていただきたい。(展覧会ディレクター 原研哉) TOKYO FIBER公式ホームページ:http://tokyofiber.com/ 全文提供: 21_21 DESIGN SIGHT |
最終更新 2009年 9月 18日 |