府中市美術館 |
ギャラリー |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2011年 6月 27日 |
「生活と美術=美に結びついた暮らしを見直す美術館」をテーマに、都立府中の森公園内に2000年10月に開館。館内では、近現代の作品を扱った企画展示のほか、所蔵品展示をしている常設展、府中にゆかりのある洋画家・牛島憲之の作品を常設する牛島憲之記念館などの展示を観ることができる。 収蔵品は、近代以降の日本美術中心。西洋美術との相互関係や、伝統的美意識がいかに展開していくのかが読み取れる作品が多い。作家は、司馬江漢、亜欧堂田善、大久保一丘、岸田劉生、河野通勢、村山槐多や、渡仏した黒田清輝らを指導したラファエル・コランなどである。企画展でも、これらの収蔵品が生かされ、西洋からの美術の概念が受容されていく近代日本の様子が感じられるユニークな視点の展示などが行われている。また、府中市及び多摩地域にゆかりのある作家の作品も収蔵。 作家の作品制作過程が見学できる全国的にも珍しい公開制作室では、年に数回、国内外で活躍している現代美術家の公開制作が行われている。ワークショップなどの教育普及活動も意欲的に実施されている。 このほか、館内には市民ギャラリーや美術図書館、ミュージアムショップ、カフェなどもあり、美術作品の鑑賞を楽しみつつ、作品発表や学び、談話やショッピングの場が提供されている空間となっている。 所在地: 東京都府中市浅間町1-3、都立府中の森公園内 |
最終更新 2011年 6月 27日 |