| EN |

赤池完介:日々ステンシル、サーカスの来た町
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 8月 19日

《Untitled》 2011年 | 木製パネルにアクリルガッシュをスプレー、ステンシル | 257mm×364mm | 画像提供:IOSSELLIANI T-02-IOS | Copyright© Kansuke Akaike

クレイジーなほどに切り抜いたらどうなるの? 吹き付けたらどうなるの? それを剥がしたらどうなってるの?

好奇心が湧きあがり、ステンシルの実験と失敗を続ける赤池完介。試さずにはいられなくなる、そんな衝動を与えてくれる日々の名場面に感謝しながら、ナイフで切り出される鋭利な形と、そこに吹き付けられる微細なスプレー粒子によって新たな情景を表現している。

国も時代も特定できない平凡な町にサーカスが突如と現れ、人々は心を躍らす。そしてサーカスが立ち去ると、また淡々と続く日々が町に戻る。そこには騒ぎの後の哀愁ある光景が広がる…。

IOSSELLIANI の今シーズンテーマであるモダンサーカスからイメージを膨らませた本展では、ジュエリーと赤池のステンシルワークが交わることにより、高揚と虚無がダイレクトに伝わる内容となる。

赤池完介 / Kansuke Akaike
1974年京都生まれ。美大在学中、シルクスクリーンや印刷物コラージュなどプリントメディアによる表現を研究し、卒業後にはプリミティブでスピード感のあるステンシル技法で作品制作を続ける。2005年ブラ ジルでのグループ展参加をきっかけに、2007年ガレリア・デコ(サンパウロ)にて個展、2008 年CHOQUE CULTURAL(サンパウロ)にてグループショーに参加するなど、ブラジルでの作品発表を続ける。2010年、2011年と国内でも個展、グループ展と精力的に発表している。UKのシニカルなグラフィックとも、ストリートアートの文脈とも違う、繊細でどこかノスタルジックなステンシルアートワークを展開。
http://www.akaikekansuke.com/

全文提供: IOSSELLIANI T-02-IOS


会期: 2011年8月26日(金)-2011年9月21日(水)
会場: IOSSELLIANI T-02-IOS
オープニングレセプション: 2011年8月26日(金)18:00 - 21:00

最終更新 2011年 8月 26日
 

関連情報


| EN |