泉太郎:勇ましいあくび |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 7月 11日 |
泉太郎の作品は、様々な分析や思考の過程をこねくりまわし、試行錯誤を繰り返す実験のように作られます。それは観客が見ることで、それらの過程や結果の間を行き来できるような構造を持っています。 今回、泉は 「人間とその周りにあるものの隠された動力やバランスについて」制作と展示の中で考え、実験します。 私達の身体、社会、機械、自然や宇宙まで、世界は見えない部分で常に何かが起こり、変化し続けています。身の回りにある、ありふれた事や物でさえ、実はひとつ均衡が崩れたら成り立たない、ぎりぎりのバランスの上に存在すると言えます。それら目には見えない変化、バランスといったものを見ようとする、隠れていて触れられないものに触れようとする、といった試みの中で、いったい何が生み出されるのでしょうか。 本展覧会は、同アーティスト泉太郎による作品が出展中の東京都現代美術館「MOTコレクション サイレント・ナレーター|それぞれのものがたり」展、及び会期中の8月6日より開催される「横浜トリエンナーレ2011」での展示との同時期開催展示となります。 それぞれ違った方向から探られた作品が展開されますので、是非、併せてご高覧ください。 全文提供: ヒロミヨシイ 会期: 2011年7月23日(土)-2011年9月3日(土) |
最終更新 2011年 7月 23日 |