展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2009年 12月 04日 |
今年最後の展覧会は、山口勝弘の個展を開催致します。 詩的な宇宙的ヴィジョンをベースに、テクノロジーがひらく新しいアートの可能性を追求してきた山口勝弘ですが、2001年に病に倒れてからもその詩的な世界観は健在で今も作品を作り続けています。山口勝弘の作る絵画の純粋でシンプルな画面は、すべての夾雑物をそぎ落とした最後に残ったものだけで成立しているように思います。そしてそこにあふれる豊穣な色は、見るものの心を解放することでしょう。 昨年世田谷美術館で開催した建築家石山修武氏の展覧会の時に発表した「山口勝弘と飛行の夢」に続くシリーズを今回発表致します。
当ギャラリーでは、写真を中心に映像作品やインスタレーションを扱ってまいりましたが、今回は初のペインティングの展覧となります。
山口勝弘経歴 1928 東京生まれ 1951 日本大学法学部卒業 北代省三、福島秀子、武満徹、秋山邦晴らと「実験工房」を結成する 1961-62 初のヨーロッパ、アメリカ旅行。ニューヨークで小野洋子ほか「フルクサス」のメンバー等と交流、キースラーのアトリエを訪ねる 1970 日本万国博三井グループ館チーフプロデューサー 1972 ビデオによる芸術活動を目的とした「ビデオひろば」を結成 1977-92 筑波大学芸術学系教授 1978 『環境芸術家キースラー』を刊行 1981 ポートピア'81テーマ館顧問 1982 グループ「アール・ジュニ」の結成に参加し,日本におけるハイテクノロジーアートの推進活動をはじめる 1990 淡路島芸術村計画の推進活動をはじめる 1992-97 名古屋国際ビエンナーレ,アーテック・ディレクター 1992-99 神戸芸術工科大学視覚情報デザイン学科教授 2000 毎日新聞社芸術賞 2006 神奈川県立近代美術館で回顧展を開催 2006 文化庁2006年度メディアアート祭功労賞 2006 平成18年度情報文化学会大賞 2008 「建築がみる夢」-石山修武と12の物語/作品発表 2009 日米巡回上映会VIDEOART60-70(アメリカ 日本)広島市現代美術館より巡回
※全文提供: The Third Gallery Aya
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最終更新 2009年 12月 01日 |