なつやすみの美術館3 「美術の時間」 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2013年 7月 05日 |
和歌山県立近代美術館では、3回目となる「なつやすみの美術館」シリーズとして、「美術の時間」展を開催いたします。このシリーズは、夏期休暇中の子どもたちが積極的に美術館へと足を運べるように、また子どもと大人が一緒になって、さまざまな美術の面白さに触れられるように企画するものです。今回のテーマは「時間」です。大人になるにつれて、時間がますます速く過ぎ去ってしまう、子どもの頃は一日も一年も、もっと長かったはずなのに、と感じたことはないでしょうか。また当たり前のように、過去/現在/未来という時間区分で生活している私たちですが、今という時間は、その瞬間から過ぎ去って、過去になってしまいます。時間と一言で言っても、いろいろなことが考えられるでしょう。この展覧会では絵画や彫刻、写真、映像など、幅広いジャンルの美術作品をとりあげ、さまざまな美術と時間との関わり方を探します。この夏、「長い長い」と思っている夏休み中の子どもたちと一緒に、展示室で同じ「時間」を過ごしてみませんか。 また今回は、学校教員や和歌山大学教育学部の学生たちとの研究会を重ね、テーマや作品についての検討を経たうえで、子どもたちの鑑賞を手助けするためのワークシートを作成するなど、さまざまな試みを行っています。近年、学校教育と美術館の連携がますます重要視されていますが、この和歌山から発信する新しい実践のかたちを、どうぞご覧ください。 【関連事業】 全文提供:和歌山県立近代美術館 会期:2013年7月6日(土)~2013年8月25日(日) |
最終更新 2013年 7月 06日 |