爲金義勝 展 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2013年 1月 22日 |
作品に込められた「大切な人へのメッセージ」 自身の想いを木版画で表現してきた爲金義勝(ためかねよしかつ)。彼は伝統的木版画技法に加え、コラグラフという版に様々な素材を貼り付ける技法を用いて、作品に質感と立体的効果を持たせているのが特長です。金箔、銀箔、雲母粉末などの様々な素材で作品の表面に独特のマチエールを持たせることによって、生まれる強い存在感。その存在感に加え、色彩豊かな色合いと大胆で明快な構図で、多くの鑑賞者の想像をかきたててきました。 爲金は作家という自分の仕事を「形のないものを、見えるようにすること」と語っています。モノがあふれ、本当に大事なものを忘れてしまいそうな今の社会。家族への愛、未来への夢、困難に立ち向かう勇気、若い日の恋の記憶…。本当に大切なものには、形がないことが多いのではないでしょうか。そんな中で、 爲金が作り出す作品の中に込められている、大切な人へ向けられたメッセージは、見る人に優しく、そしてあたたかく語りかけてくれます。 本展では「大切な人へのメッセージ」をテーマに、爲金義勝の新作小品版画を展示・販売いたします。まだまだ寒さが続く季節、作品に込められた大切な人へのメッセージで、心を暖めにいらしてください。 [作家プロフィール] 全文提供:Bunkamura Box ギャラリー 会期:2013年2月9日(土)~2013年2月17日(日) |
最終更新 2013年 2月 09日 |