生誕 150 年記念 クリムト 黄金の騎士をめぐる物語 |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集3 |
公開日: 2012年 10月 24日 |
この展覧会は、愛知県美術館の開館 20 周年記念展として開催されます。 愛知県美術館の所蔵作品、クリムトの代表作《人生は戦いなり(黄金の騎士)》(1903 年)は、わが国の公立美術館が収蔵した最初のクリムトの油彩画です。クリムトの画業において重要な位置を占めるこの作品は、世界各地で開催されてきた重要なクリムト展にたびたび出品され、その存在を世界的にも広く知られるようになりました。 この《人生は戦いなり》のメインモチーフである「黄金の騎士」のイメージは、寓意に富んだ《ベートーヴェン・フリーズ》(1902 年)に描かれた騎士像に直接由来しています。また金を多用しつつ、平板で幾何学的な装飾性は、当時のウィーンを取り巻く美術界の中から生まれたもので、ウィーン工房の作品との共通性が認められます。 本展覧会では、国内外のコレクションによるクリムトの油彩画約 10 点、素描約 30 点をはじめ、ウィーン分離派やウィーン工房など、クリムトが深くかかわったウィーンの美術動向を示す作品群とあわせて、《人生は戦いなり》を様々な側面から検証することで、この作品にまつわる物語をひもときます。 関連事業 全文提供:愛知県美術館 会期:2012年12月21日(金)~2013年2月11日(月) 時間:10:00-18:00 金曜日は 20:00 まで(入館は閉館 30 分前まで) 休日:月(ただし 12 月 24 日[月・振]、1 月 14 日[月・祝]、2 月 11 日[月・祝] は開館)、12 月 25 日(火)、1 月 15 日(火)、年末年始(12 月 28 日―1 月 2 日) 会場:愛知県美術館 |
最終更新 2012年 12月 21日 |