小村希史 展 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 2月 09日 |
突如彗星のごとく現れ一瞬にして多くの人を魅了した小村希史の東京および上海での個展より約二年ぶりの個展になります。 テーマも無く描きたいものを思いのまま描く姿勢は今日も変わりません。描きたいから描きたい物を自分のやりたいように描くという小村希史の当たり前の姿勢は現代の美術のシーンの中でひときわ新鮮に思われます。その作品はアートと言うカテゴリーにとらわれず突き抜けていく力強さを含んでいます。 彼の作品はシャープに研ぎ澄まされた刃物のような緊張感の張りつめた背景にまだ血も肉も生々しい新鮮な生肉のようなモチーフの人物達が描かれています。 重ねられた絵具の質感と筆のストロークが織りなす立体感、油絵具だけがもつ色彩、最先端のデジタル処理でも再現できないまさに「生絵」とでも呼ぶべき作品達です。今展では約20点の油彩作品とドローイング約30点が一同に展示され見るものの脳天を直撃します。 再現不可能な作品は実物を見る事でしか得られない刺激を与えます。展覧会で作品を見るという当たり前の行為をもう一度意味のあるものとして自覚させるライブな展覧会です。 オープニングレセプションより限定100部のチラシを先着順に無料配布致します。 ※全文提供: メグミオギタギャラリー 会期: 2011年3月29日(火)-2011年4月23日(土) |
最終更新 2011年 3月 29日 |