土方朋子 展 |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2010年 11月 22日 |
野外での制作は、目の前に広がるすべてのものたちと一つになり、彼らを受け入れ、この瞬間のことを記憶し、過去の記憶を思い出し、今回の個展では、数年前からはじめた現場制作での作品を発表します。日々の感謝の気持ちもこめて、彼らの言葉を届けることができればと思っております。 土方朋子の作品は、日常の世界を無垢に眺めながら、その場の温度や湿度をともない蘇ってきたものを掬い取ったような機知を感じて、何だか懐かしい気持ちになる。それは、見えているということを成立させている見えないもの、たとえば彼女の「思い」のようなものに共感できるからだろう。そして、思い過ごすほどに画面の印象が容するのも、誰もが抱え込んでいる普遍的でしなやかな「生の感触」がよび醒まされるからかもしれない。 土方朋子 ※全文提供: ASK? art space kimura 会期: 2010年11月22日(月)-2010年11月27日(土) |
最終更新 2010年 11月 22日 |