石居麻耶:光と記憶の空隙(HAZAMA) |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2013年 11月 27日 |
心に浮かぶ、忘れ得ぬ煌めき― 冬のぬくもりを感じさせるような優しさのある画面。石居麻耶の作品を観ていると、まるで映画の断片を見ているような感覚に陥ります。全体的に単色の作品にも関わらず、何色もの光りの存在感を感じさせ、普遍的な「思い出」に対するノスタルジーと共に、煌く空気感を含む「未来」への希望を併せ持つ。時間軸を超えたありのままの光景は、石居のフィルターを通すことで、なんとも清々しく柔らかなアート作品に仕上がるのです。 大胆な構図と繊細な表現で、確立したスタイルを持つ石居麻耶。彼女はイラストレータとしても活躍しており、過去には万城目学の「鹿男あをによし」や「プリンセストヨトミ」、林真理子の「アスクレピオスの愛人」などの表紙画や挿画を担当し、一躍有名になった作家です。 Bunkamuraでの発表は3回目となる今展では、彼女にとって新境地であるペンや色鉛筆を使っての作品を中心に展示・販売致します。進化し続ける石居が作り出す新しい風景を、是非ご覧ください。 全文提供:Bunkamura Box ギャラリー 会期:2013年12月27日(金)~2014年1月5日(日) |
最終更新 2013年 12月 27日 |