展覧会
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執筆: カロンズネット編集3
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公開日: 2014年 4月 08日 |
この作品は、長野県下高井郡野沢温泉村で江戸時代後期には行われていたとされる道祖神祭りを撮影したものである。 道祖神への信仰的要素はもちろん、あかり(火)への美的要素、そして守り戦うという競技的要素が長年にわたり受け継がれている。 「競技的」とは野沢温泉観光協会が使っているのだが、これは社殿と呼ばれる櫓に火を着けようとする側と、その火から守ろうとする側とに人が二分されているからであろう。 走り、突っ込み、松明を振りかざす者。そしてそれを防ごうとする者。 その攻防に突っ込んで仕留めた、ただただがむしゃらな写真を展示する。
タイトルの「手負いの熊」は、野沢温泉発見の由来のひとつに、手負いの熊の後をつけた猟師が温泉をみつけたという説があり、そこからもらった。
全文提供:TOTEM POLE PHOTO GALLERY
会期:2014年5月6日(火)~2014年5月18日(日) 時間:12:00ー19:00 会場:TOTEM POLE PHOTO GALLERY
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最終更新 2014年 5月 06日 |