橘秋 展 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 8月 18日 |
橘 秋(タチバナ アキ)は1979 年生まれ。生まれは京都府久美浜町(現、京丹後市)、育ちは埼玉県さいたま市、物心ついた時はすでに京都での生活の思い出はなかったという。どこにでもある一般家庭に生まれ、小さな頃から絵を描いていた。その頃は絵画というものよりも、漫画の模写や好きな恐竜の絵を描いていたという。小学校の頃からはじめた剣道にのめりこみ、高校まで部活動ばかり、勉強はそっちのけでこれから先どうするのか、親は心配していた。その頃は絵は好きだったが、まさかそれで飯を食っていく事になるとは思わず、楽しみでたまに落書きを描く程度だった。 高校の先生にひょんな事から受験の話が出、美術の道を知る。先生の母校、東京芸術大学をその時紹介される。その頃は受験はデッサンだけだと思っていた。気楽だと思い、紹介された予備校に通うも世の中に上手い人はたくさんいると痛感する。三浪の末、東京芸術大学デザイン科に進学する。 丁度その頃、パソコンで動画が編集できる事を聞きつけ、大学時代は映像にまみれる。脚本執筆、撮影、編集をこなし、映画にいきつく、商業映画の現場をいくつか経験し、生まれてはじめて「限界」というものを経験する。そして、試行錯誤の末、絵に行き着く。「一人でできる」そのコンパクトだが非常に深さのあるスタンスに感動する。そして現在にいたる。そんな橘秋が今年、3 回目の個展に挑戦する。 「私の絵は常にテーマは自分です。蝶や蛾、または人間などのモチーフを構成し、心象風景をを作ることによって、見る人や社会とのコミニケーションをはかっています。」 コンセプトは本人の言うとおり、画面を見ると蝶や蛾、人間が存在しているが、その画面のもつ空気感は一見の価値がある。是非、現物を見て頂きたい。 「彼の作品は、見ていて飽きない現代美術作品です。見ればみるほど、味が出てくる家に帰ってきたら和ましてくれるような絵画です。」(bunny.d 、アーティスト、artmania 代表、artmania cafe gallery yokohama オーナー) じわじわとくるそんな絵を楽しんで頂きたい。 橘 秋(タチバナ アキ) 個展 全文提供: 橘 秋 会期: 2011年10月14日(金)~ 2011年10月19日(水) |
最終更新 2011年 10月 14日 |