展覧会
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執筆: カロンズネット編集
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公開日: 2010年 10月 13日 |
作家コメント 世界はパラレルに存在し「夢を見る」という現象のみが、交錯するはずの無い二者を結びつけている。
蝶になった夢を見た。けれども実のところ今まさに蝶が人間の夢を見ているのかもしれない。
この話は荘子の「胡蝶の夢」という名でよく知られている。 あいにく胡蝶の夢のような思いに駆られる夢を見たことは無いが、夢という存在がたとえばそうであるのなら、主体というものの在処は胡蝶にも荘子にも無く、「夢を見る」という現象そのもの、あるいは二者の関係性という形而上の存在として、ふたつの夢にまたがっているのかもしれない。 それは主体の不在と実在とを証明し、全体でありながらも部分という立ち位置をとるのだろう。
※全文提供: 椛田 有理
会期: 2010年10月15日(金)-2010年10月24日(日)
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最終更新 2010年 10月 15日 |